「どんな自分になりたいのか?」を具体的に描く
■「理想の未来」が言語化できるシートを使って課題を抽出する
目標達成をするには、妄想や願いではなく、具体的に「どんな自分になりたいのか?」「何が自分の強みなのか?」「どんな未来をつくりたいのか?」など、理想の未来を明確にしていくことが必要です。そのためには、今、何が課題になっているのかを抽出し、自分が達成したいと思っているものと自分がつくり上げたい未来像を一致させていきます。
そこで、理想の未来を明確にしていくために、私は一つの方法を開発しました。[図表1]と[図表2]をご覧ください。
このようなチャートを用いる図表をエゴグラムといいますが、こういったものは自己啓発指導者も使用していることが多いので何度か目にしたり、取り組んだことがある方もいらっしゃるかもしれません。
自分の最高の状態を10点満点とした場合、今の自分の状態が何点であるかを特定していくもので、「感情・ワクワク度」「健康」「家族・人間関係」「経済(収入)」「経済(貯蓄)」「仕事・キャリア・自己成長」「時間(自由・有意義)」「空間・環境」「貢献・ミッション」についてそれぞれ分析していきます。
私は[図表1][図表2]を「プライオリティ・バランスシート」と呼んでいます。私が考える幸せのバランスです。
プライオリティ・バランスシートは、「逆算思考」でとらえていきます。このシートを用いると三つのことが明確になります。自分の現在地、理想の未来、そして理想を叶えるためには今から何をやるべきであるか?という最初に取り組むべき課題です。