10年で投資額が2倍!老後の資産運用に最適な「投資信託」は?

老後資産を貯めようと思っても、「投資は難しそう」「何から始めたらいいかわからない」という人は多いでしょう。しかし、正しい方法を知って始めれば、投資資金を2倍にすることも可能です。今回は、初心者はどのような「投資信託」を買うべきかについて解説します。※本連載は、上地明徳氏の著書『老後の資金 10年で2倍にできるって本当ですか?』(青春出版社)より一部を抜粋・再編集したものです。

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おすすめは「外国株式インデックス・ファンド」

友達が意外と貯金をしていて、焦ってきた…(※写真はイメージです/PIXTA)
友達が意外と貯金をしていて、焦ってきた…(※写真はイメージです/PIXTA)

 

──上地さんがすすめる、外国株式インデックス・ファンドって、一体なんなんですか?

 

[図表1]外国株式インデックスの国別組み入れ株式構成比

 

外国株式インデックスは、[図表1]に示したように、日本を除く先進国22か国の上場企業に分散された国際分散型のインデックス・ファンドのことです

 

──日本を除く、先進国22か国ですか。

 

比率でいうと、米国株式が最も大きく、65%を占めています。それは、構成比が世界の株式市場の時価総額のウェイトで決められているためで、市場規模が圧倒的に大きい米国はその比率に応じて多めに保有されるからです。

 

──さすが、アメリカ。経済大国なだけありますね。アメリカに続いて、イギリス、フランス、カナダ、ドイツときて、そのほか17か国とありますが、これってどこなんですか?

 

17か国は欧州の他の主要国、アジア太平洋地域では香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドが含まれています。ちなみに、名前が似ていてややこしいですが、世界株式インデックスなら、日本株式が含まれています(日本株式は約8%の組み入れ比率)。

 

[図表2]外国株式インデックスの組入れ上位10銘柄

 

──外国株式インデックス・ファンドは、具体的にはどんな会社の株式に投資されているのですか?

 

投資先企業を具体的に見ることで、外国株式インデックスのイメージがより湧いてくるかもしれませんね。上位10銘柄を示すと[図表2]のようになります。

 

──アップル、マイクロソフト、アマゾンって、私の知ってる企業がたくさん入っています!

 

スターバックスでコーヒーを飲みながら、アップルのアイフォンを通じてフェイスブックで友人とつながり、グーグルで商品の口コミを検索、アマゾンでショッピングなんて経験はありませんか? 外国株式インデックス・ファンドに投資している人は、スタバ、アップル、フェイスブック、アマゾンの株主になるということなんですよ。

 

──え、アップルの株主ですか。かっこいいですね。人に言いたくなります。

 

そうですよね。しかも、インデックス・ファンドは1000円から購入できますので、ランチ1回分の金額で世界的な企業の株主になれてしまうんです。

 

──1000円払っただけで、自分がアップルやアマゾンの株主にもなれるなんて、なんだか得した気分ですね。ところで、この外国株式のインデックスって誰がどう決めているんですか? 日本の場合は、日本経済新聞社や東京証券取引所が決めているんですよね。

 

MSCI社というアメリカの会社が指数を作っています。以前は、モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナルといってモルガンスタンレー証券の子会社だったんですが、モルガンから独立して上場を果たし、最近では高収益・高株価の優良企業として成長しています。

 

外国株式インデックス・ファンドは、それ自体が商品名ではなく、各運用会社がいろいろな商品名で作っています。外国株式インデックス・ファンドはいずれもMSCI社が作った“MSCI-Kokusai”という指数に連動するように設計されています。日本株を含む世界株式インデックス・ファンドであれば、“MSCI-World”という指数に連動するように設計されています。

 

──要は、外国株式インデックスは、日本を含まない先進国まるごと株式投資って理解で間違っていませんね? ところで、外国株式インデックスというものに投資すると本当に儲かるのでしょうか?

 

論より証拠。外国株式インデックスのチャートを見てみましょう。[図表3]ご覧ください。

 

[図表3]外国株式インデックスの推移

 

1970年から2018年までの長期間のチャートですが、世界全体(先進国)の株式市場は、どうなっていますか?

 

──右肩上がりになっていますね。

 

そうです。短期では上がったり下がったりを繰り返しますが、長期的には上がっているのがわかりますね。外国株式インデックスは、この49年間で年率平均7.6%の上昇率です。1000円が、49年間で3万6966円、100万円が3696万円になっているということです。

 

──それって、すごくないですか?

 

年平均利回りが7.6%ということは、投資額が10年で2倍以上になるということです。

 

──10年で2倍ですか!

 

外国株式インデックス(円ベース)は、過去10年で「3.3倍」、20年で「2.6倍」、30年で「10.3倍」に上昇しています。

 

世界経済は、日本のように一部には成長が停滞している国もあれば、2008年のリーマンショックの時のように一定期間に世界全体が不調に陥おちいることもあるのですが、世界経済は全体的・長期的に見ると成長を続けてきました。外国株式インデックスに投資する人は、そうした世界全体の長期的成長の結果として、成長の果実を受け取ることができるということです。

 

──ん? ちょっと待ってくださいよ。20年よりも10年のリターンが高くなっています。ずっと右肩上がりなら、20年のリターンは、10年の3.3倍より高いはずでは?

 

いいところに気がつきましたね。そうなんです。20年よりも10年のリターンのほうが高い。これはなぜかというと、10年前がちょうどリーマンショックの底値で、20年前がITバブルの高値近辺だったからです。

 

──ちょうど、高値から底値に下がっている期間だったんですね。だから、リターンが低いのかぁ。

 

ITバブルという歴史的な強気相場と、リーマンショックというこれまた歴史的な弱気相場が前後して起きてしまった10年間、というところですかね。

 

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信州大学経営大学院 特任教授

1958年東京生まれ。オンライン金融ビジネススクール「上地ゼミ」主催者、一般向けには同じくオンラインで学べる「アール宅配便」を通じて長期国際分散投資の啓蒙活動を行う。

また、信州大学経営大学院特任教授としてファイナンス科目を担当。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了、米国モルガン・スタンレー証券にトレーダーとして入社。1998年、日本初の投資信託専門証券会社の設立に参画、同社にて専務取締役。その後、米国大手資産運用会社にてアドバイザーを歴任。著書・論文多数。

2014年、大阪銀行協会より論文『銀行の投資信託販売と投資家の行動バイアス』で優秀賞を受賞。2016年、『年金民営化の経済分析』で特別賞受賞

著者紹介

連載大学教授が教える!誰でも無理なく「老後資金」を貯める方法

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老後の資金 10年で2倍にできるって本当ですか?

老後の資金 10年で2倍にできるって本当ですか?

上地 明徳

青春出版社

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