「会社員のお小遣い」の平均額は?
家計が苦しい……
その嘆き、このコロナ禍で拍車がかかっています。厚生労働省『毎月勤労統計調査』によると、第1回目の緊急事態宣言が発令された昨年4月以来、現金給与総額は11ヵ月連続で前年割れになっています。
2020年1月:358,633円(前年比1.0%)
2020年2月:345,982円(前年比0.7%)
2020年3月:367,236円(前年比0.0%)
2020年4月:355,107円(前年比-0.7%)
2020年5月:345,758円(前年比-2.8%)
2020年6月:591,784円(前年比-2.9%)
2020年7月:485,891円(前年比-2.5%)
2020年8月:351,697円(前年比-1.8%)
2020年9月:346,444円(前年比-1.4%)
2020年10:270,381円(前年比-0.7%)
2020年11月:280,460円(前年比-1.8%)
2020年12月:547,612円(前年比-3.0%)
2021年1月:272,972円(前年比-0.8%)
2021年2月:265,972円(前年比-0.2%)
また新型コロナウイルスの影響が反映されていなかった昨年の夏季賞与は、1人平均38万3431万円で前年比0.5%増でしたが、年末賞与は支給事業所割合が前年73.2%から69.8%にダウン。1人当たりの平均賞与額も前年比-2.6%の38万646円となりました。
出口の見えないコロナ不況。2021年の給与はさらに厳しいものになる予想もあり、気が滅入る話が多くなりそうです。
そのような状況のなか、影響を受けているのは家計だけではありません。“お小遣い”もジリ貧という人も多いでしょう。
新生銀行による『2020年サラリーマンのお小遣い調査』によると、男性会社員の昼食代を含むお小遣いは3万9149円(前年比2672円増)。女性会社員は3万3854円(前年比585円増)。
また男性会社員の昼食代は同30円増の585円(前年比30円増)、女性会社員は583円(前年比2円増)。弁当持参の割合は男性で33.0%と3人に1人。女性において半数以上の56.4%にもなっています。
牛丼食べて、缶コーヒーを飲んで、昼食はそれで切り詰めて、週1回程度、飲みに行く……。そのようなスタイルが王道だったかもしれません。コロナ禍においては飲みに行く回数もぐっと減ったでしょうし、テレワークで昼食代も家計からで浮いたというパターンも多いでしょうから、意外と小遣いが減らされても平気だった、そんな人も少なくないでしょう。
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