せっかく時間をやりくりして予防接種をしにきたのに、子どもが大暴れして延期に…。そんなイライラの経験がある親御さんも、多いのではないでしょうか? 本記事では、子育てに奔走する親御さんに向けて、日常のワンシーンの切り抜け方を具体例とともに解説します。※本記事は、『イヤイヤ期専門保育士が答える 子どものイヤイヤ こんなときどうする? 100のヒント』(実務教育出版)より抜粋・再編集したものです。
なんでこんなに「絆創膏」が大好きなのか…
●やりがちだけど、なるべくしたくないこと
× 「ケガしてないんだからダメ!」と断る
× 「バンドエイドがもったいない!」という
× 「もったいないおばけが来る」と驚かせる
●親として知っておきたいこと
この時期の子は、ケガもしていないのにバンドエイドを貼りたくなることがよくあります。子どもにとってバンドエイドは、“あこがれのシール”みたいなものです。そのシールを貼っている自分の姿がかっこいい(かわいい)のです。
もちろんムダに貼るのはもったいないのですが、一時的な流行ですので、落ち着くまで貼らせてあげてもいいでしょう。
●イヤイヤ期専門保育士の対処ワザ
私の娘もこのタイプでした。腕に1枚ペタリと貼るくらいならかわいいものですが、10本の指すべてをぐるぐる巻きに…。「それ、絶対に生活しにくいよね…」と突っ込みたくなるほど。
しかし、それを止めるとかんしゃくを起こすので、「じゃあ、好きなだけ巻いてごらん」と100円ショップのバンドエイドを一箱渡してあげました。小さな手でバンドエイドを各指に巻きつけていく娘を見て、「この子の集中力はすごい! めっちゃ器用」と感心したほどです。
結局、この遊びはバンドエイドを3箱分貼ったところで終了しました。子どもの見えない場所に片づけてもOKですが、お子さんの興味に合わせてもそのうち飽きて、別の楽しみを見つけるので心配ありませんよ。
バンドエイドの流行が落ち着くまで、好きなだけ貼らせてあげよう
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0・1・2歳児専門保育士
1978年生まれ。兵庫県西宮市の認可保育園・中田家庭保育所施設長。自宅が家庭保育所を運営している環境に生まれ育つ。学校から帰宅すると、保育所の子どもたちと遊ぶことが日課で、人生の大部分で乳幼児と触れ合う。小学館の「HugKum」や「ベビーカレンダー」で0~2歳の育児コラムを連載。著書に、『イヤイヤ期専門保育士が答える子どものイヤイヤ こんな時どうする? 100のヒント』(共著、実務教育出版)、『いっぺんに作る赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)がある。
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連載「イヤイヤ期」をイライラせず乗り越える!現役保育士が対処ワザを解説
イラストレーター
漫画、イラスト、絵本などを制作。
主な著書に漫画:『冬のUFO・夏の怪獣【新版】』(ナナロク社)、『ツノ病』(青林工藝舎)、絵本:『ゲナポッポ』(白泉社)、『ぱたぱた するする がしーん(こどものとも年中向き2018年8月号)』(福音館書店)、『これなんなん?』(くもん出版)、『むしめがねのルーペちゃん』(アリス館)、『こうえん』(偕成社)、『とおくにいるからだよ』(教育画劇)、『ハッピーボギー』(あかね書房)、『くまくんの たすけて〜!』(学研プラス)などがある。現在、「母の友」にて漫画『日曜日のはじめちゃん』を連載中。
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