せっかく作ったごはんの器を投げられ、イライラMAX!
●やりがちだけど、なるべくしたくないこと
× 「お皿を投げるなんて悪い子ね!」と叱る
× 「もう食べなくていい! ごはん終了!」と食事を下げる
× 「どうしてそんなことするの! いつもあなたは…」と長い説教を始める
●親として知っておきたいこと
子どもの虫の居所(いどころ)が悪いときに食事の時間が重なると大惨事になることもあります。せっかく作ったごはんの器を投げられると、悲しくなりますし、物を大切にしてほしくて強く叱ってしまうこともあるでしょう。
その気持ちは大正解。でもそんなときこそ、思わずいってしまいそうな強い言葉を飲み込み、深呼吸してみると、思わぬ落ち着いた言葉が出てきますよ。
●イヤイヤ期専門保育士の対処ワザ
この場合は「器を投げた」という危険な行為に目を向けます。投げたら(投げようとしたら)体を張って止め、「投げたら危ない」ときちんと叱ります。
もし、トマトを食べたくなくて器を投げたのなら、「トマトが食べたくないのだね」と気持ちを受け止めます。 親がいうのは、それだけで十分。これ以上、やってしまったことを責める必要はありませんし、ガミガミいうと心の窓を閉じてしまいます。
「悪い子ね」などといって、子どもを評価しないでくださいね。かんしゃくを起こした場合は、イスから降ろして安全な場所でかんしゃくを起こさせます。十分に気持ちを出し切れば徐々に落ち着くので、「おいで」と抱っこして「ごはん、食べる?」と再びごはんに誘ってみましょう。
イヤイヤ期専門保育士
中田 馨
イラストレーター
クリハラタカシ
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