都会は「医療機関との連携」も可能、しかし地域では…
都会なら患者さんのお宅に近い医療機関と連携し支えることも可能です。でも医療過疎の地域ではそのような連携もできません。在宅と施設利用をうまく組み合わせたサービス利用、夜間の訪問は複数で行う、1人が専従でずっと担当するのではなくセンターのスタッフ全員が交代で担当し、それぞれが週に1回くらいの訪問で済むようにする。
対応マニュアルを作成し夜間にトラブルが生じた場合そのマニュアルに従ってご家族に対応して頂き、深夜の訪問を少なくする、などの工夫が必要です。でもこうした対応では当然費用もかさむことになり訪問看護センターの運営にも影響が出てきます。
いずれにせよ都会と過疎地域では医療事情、生活事情も異なります。医療施策は画一的ではなく、地域に応じたきめ細かな配慮が必要でしょう。
※本記事は連載『新・健康夜咄』を再構成したものです。
髙山 哲夫
国民健康保険坂下病院名誉院長
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