誕生150年に向けて、盛り上がりをみせる埼玉県
語呂合わせ好きの日本人。毎日が何かしらの記念日ですが、11月14日も「いい(11)投資(14)」ということで「いい投資の日」、「11が人と人(患者と医師)との結びつきを表し、14が医師を意味する」ということで「医師に感謝する日」と、さまざまな記念日が指定されています。そして11月14日は「埼玉県民の日」。1871年11月14日、廃藩置県により埼玉県が誕生したことに由来するもので、来年の150周年に向けて、多くの協賛行事が実施されます。
そんなおめでたい日ですが、縁もゆかりのない人からすれば、「埼玉」と聞いてもいまいちピンとこないかもしれません。
埼玉県は東京都の北部。ほかに、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県に接しています。人口は、東京都、神奈川県、大阪府、愛知県に次ぐ全国第5位の規模で、県庁所在地であるさいたま市は100万人都市で、全国9位の規模を誇ります。
先日発表されたブランド総合研究所による「地域ブランド調査2020」では、埼玉県は47都道府県中38位。自虐することもできない微妙な存在とよく揶揄されることの多い埼玉ですが、その暮らしぶりはどうなのでしょうか。
所得や貯蓄からみえてくる、堅実な県民性
国税庁が公表している「統計年報」で、都道府県別に給与所得1,000万円以上の人をみていくと、埼玉県は人数では第6位、人口比では13位と上位に位置しています。また全国で5万83人いるといわえる所得1億円以上は、埼玉県は1366人で第9位。全国的にみてもアッパー層の多い県に数えられます(図表1、2)。
では住民の平均はどうなのでしょうか。1つ目安として、総務省の「家計調査」(二人以上の世帯/2019年)をみていきます。
注目のセミナー情報
【減価償却】11月20日(水)開催
<今年の節税対策にも!>
経営者なら知っておきたい
今が旬の「暗号資産のマイニング」活用術
【国内不動産】11月20日(水)開催
高所得ビジネスマンのための「本気の節税スキーム」
百戦錬磨のプロが教える
実情に合わせたフレキシブルな節税術