「今の会社で評価が低い」はむしろ飛躍のチャンス
いずれにせよ、日本独特の新卒一括採用制では、ミスマッチが起こるのは当たり前のことなのです。だから、自分だけがおかしいと思う必要はありません。違和感を感じつつ、折り合いをつけながら働いている人も少なくないというのが現状です。前に説明した日本型の内部労働市場では、そもそもミスマッチに気づかず定年まで過ごしてしまう人がほとんどでした。
私は、人生100年、就業60年と時代が大きく変わろうとしているいまだからこそ、転職は〝天職〟と巡り会う絶好の機会だと考えています。少なくとも、新卒採用時よりは天職に出会うチャンスが圧倒的に多いはず。いまの会社で「評価が低い」のはむしろ好機と考えたほうがいいかもしれません。
社会人として10年働いて、己のビジョンがおぼろげながら見えつつある。自分は何がしたくて、どんな資質があるのか、自己のOS(オペレーティングシステム=基本言語)もなんとなくわかった。それなりに実績をあげているのに、評価は低い──それは、OSのミスマッチかもしれません。
もし、いまの職場と合わないと思うなら、転職のタイミングかもしれません。ビジョンを実現する道はひとつではないのです。いまがまさにチャンスなのです。異業種まで視野を広げると、可能性は無限大です。
半蔵門パートナーズ
代表
武元 康明
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