FRB、金利を据え置き…ドットは来年も据え置きを予想

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

政策金利は据え置き

市場予想通り

 

■米連邦準備制度理事会(FRB)は、12月10日、11日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利であるフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標レンジを1.50~1.75%に据え置きました。これまで3会合連続で利下げが実施されていましたが、足元の経済指標で米経済の底堅さが示されていたことから、据え置きは市場予想通りでした。

 

(注1)FFレート、10年国債利回りは2007年1月5日~2019年12月11日。2008年12月以降のFFレートは誘導レンジの上限を表示。 (注2)物価上昇率は個人消費支出(PCE)コア物価指数の前年同月比で、2007年1月~2019年10月。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
政策金利と物価上昇率の推移 (注1)FFレート、10年国債利回りは2007年1月5日~2019年12月11日。2008年12月以降のFFレートは誘導レンジの上限を表示。
(注2)物価上昇率は個人消費支出(PCE)コア物価指数の前年同月比で、2007年1月~2019年10月。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

ドットは来年の据え置き示唆

金利引き上げは21年以降か

 

■声明文では、「米国経済は緩やかに拡大している」との判断が維持されました。また、金融政策については「現在のスタンスが適切」とし、FOMC後に行われたパウエルFRB議長の会見でも、当面現在の金利を据え置く姿勢が示されました。

 

■FOMC参加者による経済・金利見通し(ドットチャート)では、2020年のドット中央値は1.625%となり、参加者の多くが20年の政策金利据え置きを予想しています。21年は1.875%、22年は2.125%とドットの中央値が緩やかに上昇しています。景気・物価ともに見通しの大きな変更はありませんでした。

 

(注)横軸はFOMCの開催年月。 (出所)FRBの資料を基に三井住友DSアセットマネジメント作成
FOMC参加者による政策金利見通し (注)横軸はFOMCの開催年月。
(出所)FRBの資料を基に三井住友DSアセットマネジメント作成

低金利環境が相場の追い風に

■11日の米国市場ではFOMCの結果を受けて株価、長期債が上昇(金利は低下)しました。為替はややドル安・円高となりました。

 

■米国では雇用・消費が堅調な一方、インフレ率は依然としてFRBの目標である2%に達しない水準が続いています。米経済が緩やかな回復基調にある中、インフレ率が上がらない限りFRBは当面現在の低金利を維持すると見られ、金融市場にとって追い風になると見られます。

 

■また、今回のFOMCで金融緩和が続くと受け止められたことはドル安の要因ですが、リスクオン下でのドル安のため、大幅な円高に結びつくリスクは低いと見ています。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『FRB、金利を据え置き…ドットは来年も据え置きを予想』を参照)。

 

(2019年12月12日)

 

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調査部は、総勢25名のプロフェッショナルを擁し、経済や金融市場について運用会社ならではの高度な分析を行い、それぞれの見通しを策定、社内外に情報発信しています。三井住友DSアセットマネジメントの経済・金融市場分析面での中枢を担っている他、幅広い投資家に良質な情報を伝えるべく、活動する機会や媒体は多岐にわたります。年間で約1,000本の市場レポートを作成し、会社のホームページで公開中(2018年度実績)。

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連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

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