2020年、株式市場を下支えするのは「製造業の2ケタ増益」か

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

19年度は非製造業が堅調

世界経済悪化で製造業は減益

 

■2019年度通期の経常利益の前年度比は、東証1部ベースで▲2.1%の減益となる見通しです。製造業は▲4.3%の減益ですが、非製造業が+3.7%の増益見通しです。

 

■これから日本企業の7-9月期の決算発表が本格化しますが、今期は減額修正となる見通しです。世界経済が米中の貿易摩擦を受けた追加関税の発動による悪影響などから減速しており、また、4-6月期に比べて円高・ドル安が進んだことなどが要因です。

 

(注)データ期間は2019~2020年度。東証1部ベース。予想はQUICKコンセンサス。 (出所)QUICKのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表]日本企業の業績見通し (注)データ期間は2019~2020年度。東証1部ベース。予想はQUICKコンセンサス。
(出所)QUICKのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

世界経済は緩やかに回復

追加関税の悪影響は次第に消失

 

■世界経済は、2019年10-12月期、2020年1-3月期以降、緩やかに回復すると期待されます。米中交渉の不透明感が完全に払しょくされたわけではありませんが、米中の貿易交渉に一定の目途が立つこと、さらなる追加関税の発動が見送られることで、これまでの追加関税の悪影響が次第に消失すると考えられるためです。グローバルな景況感が改善するなど、景気の持ち直しが確認されれば、日本の企業業績も減額修正を乗り越え、増益基調へ回復すると期待されます。

20年度は製造業の2桁増益が株式市場を下支え

■世界経済の回復を背景に、2020年度の経常利益は+8.5%と増益への転換が予想されます。けん引役は製造業で+12.3%と2ケタの増益となる見通しで、株式市場を支えると考えられます。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年、株式市場を下支えするのは「製造業の2ケタ増益」か』を参照)。

 

 

(2019年10月25日)

 

関連マーケットレポート

2019年10月23日 米国株式市場~PER17倍の壁を超えるための条件

2019年10月16日 IMFの世界経済見通しは2019年が底 2020年に景気は持ち直しへ

 


調査部は、総勢25名のプロフェッショナルを擁し、経済や金融市場について運用会社ならではの高度な分析を行い、それぞれの見通しを策定、社内外に情報発信しています。三井住友DSアセットマネジメントの経済・金融市場分析面での中枢を担っている他、幅広い投資家に良質な情報を伝えるべく、活動する機会や媒体は多岐にわたります。年間で約1,000本の市場レポートを作成し、会社のホームページで公開中(2018年度実績)。

著者紹介

連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧