『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか』
主な登場人物
桜木真穂:物語の主人公。星心中学校英語科教員。ただし英語は「読み書き」専門で、「聞けない」し、「話せない」。今後、「英語で授業をしなければならない」ことに、憂鬱で仕方がない。
葛城有紀:『吉原龍子 英会話教室』の「受付兼日本人講師(仮)」。生徒想いで、真穂の最大の理解者となる。英会話歴3年。
吉原龍子:『吉原龍子 英会話教室』の学院長。また、剣道と柔道も師範代の腕前。
阿蘇虎牙:英語科教員。学年主任と柔道部顧問も務めるベテラン。
月島葵:3年3組において、真穂の唯一の味方。成績も優秀で、特に英語は学年でもトップクラス。
小山佑士:野球部の左腕エース。甲子園常連校の星心学園のスポーツ推薦枠を勝ち取るため、日々練習に励む。勉強は大嫌い。
阿部祐助:科学部に所属する小柄な少年。全体的に成績が悪く、中でも英語は苦手で、成績は絶えず「1」。不良にも絡まれるイジメられっ子。
青木千賀子:真穂の同僚で、英語科教員。ニューヨーク生まれで、12歳まで現地で過ごす。もちろん英語力はネイティブ並。
山形心平:真穂の同僚で、社会科教員。野球部顧問。日本史が専門で、特に幕末には明るい。
藤川瞳:『吉原龍子 英会話教室』の受講生。シングルマザーで、一人娘のために、英会話の勉強を始める。
エリザベス:『吉原龍子 英会話教室』のネイティブ講師。