痛い、恐いは昔のイメージ!? 「歯科治療」の最新事情

口内の健康は、美容や健康と深い関わりがあります。白い歯は人に好印象を与えるだけでなく、日ごろのケアで虫歯や歯周病を遠ざけることにより、全身の健康も保つことができるのです。本連載では、新進気鋭の美容歯科医が、歯と美容・健康の関係をやさしく解説します。

歯やメンタルのダメージが少ない、新しい治療が登場

みなさまは歯科治療についてどんなイメージをお持ちになっていますか?

 

「子供のころ、歯を削るキーンという音が怖くてたまらなかった」

「麻酔の注射が痛くて怖かった」

「父親が歯周病でずっと歯医者にかかっていたけれども、進行する一方で最後は歯が1本もなくなってしまった」


そんなマイナスイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

 

そのマイナスイメージのために、歯科治療を先送りにしている方がいるとしたら、とても残念なことです。なぜかというと、歯科治療はすごい勢いで進化しているからです。

 

治療技術(機械)や新しい薬の開発によって、歯にも患者様の心理にもダメージを与えず、各段に効果が上がっている治療法がどんどん出てきているのです。

きれいな白い歯を「ステイタス」と感じる若者が増加

最近、一般の歯に対する意識がだいぶ変わって来たなあと感じます。今は虫歯について親がしっかりした知識を持ち、子供の歯をきちんと管理する時代になってきました。お子さんに虫歯ができないよう、お母さま方が心配りをされていると感じます。

 

また歯の白さを意識する人が増えてきてもいます。特に若い人たちの中には、歯が白くてきれいなことにステイタスを感じる方が多くなってきています。それも「際立った白さ」が求められるようになっています。ちょっと前まで「歯だけが白すぎるのも変だから、自然な白さにしてください」とおっしゃる患者様が多かったのですが、今はピカーッ! と輝くような真っ白な歯を望む方が多いのです。

 

就職試験の面接の前にできるだけ歯を白くしたり、歯並びをきれいにしたりして、よい印象を与えたいとおっしゃって来院される方が、年々増えてきています。

 

たとえば、体を表現したベストボディ・ジャパンやミセスインターナショナルなどのコンテストに出場される方は、必ず歯をきれいにします。自分の歯では、国際的なコンテストに出たとき、欧米の人たちに比べると見劣りしてしまうのです。

 

また、コンテストに出場する場合は、主催者側から美しい歯がコンテストの評価を高めることをサジェスチョンされるようになっているという事情もあります。すべてのコンテストでは、美しいスマイルと白い歯は必要最低条件になっているのですね。

 

きれいな歯が人に好印象を与えることは今では常識であり、自分をさらに美しく表現し、自分の可能性を花開かせることにつながることに、多くの人が気づき始めているのです。

幅広い治療法があるアメリカ、予防医療に注力する北欧

現在、世界中で歯科治療が著しい進歩を見せるようになっています。アメリカでは、歯を美しく保つことが社会的なステイタスとリンクしています。歯の美しさは知性や経済力の象徴となっているからです。

 

アメリカの歯科治療は大学や地域によって傾向が異なります。こんなに狭い日本でも、大学によって治療スタイルに特徴があるのですから、日本よりはるかに広いアメリカでは当然のことともいえます。たとえばハーバード大学は研究スタイルが保守的なのですが、USC(南カリフォルニア大学ロサンゼルス校)などはハリウッドが近いためか、治療スタイルに華やかさがあります。

 

インプラント治療一つとっても、大学によって特徴があります。たとえば骨の土台がないところに骨をつくる造骨治療などのダイナミックな手法においても、大学によってさまざまな特徴があるのです。

 

歯科治療が進んでいるアメリカと並んで「歯科治療先進国」といえるのが、スウェーデンやデンマークなどの北欧の国々です。北欧の国々では日本のように公的な健康保険制度が整っているわけではありません。健康保険制度がないということは、個人個人でお金を払って民間の医療保険に入るか、それに入っていない人は自費で治療を受けるしかありません。保険の場合、18歳未満は無料になります。

 

つまり、日本のようにコストの安い治療を国民に受けさせることができない分、これらの国々では、予防医療に力を入れています。たとえば、小さいころから虫歯にならないよう、フッ素を定期的に塗るだけでなく、水道水にも入れるところもあるという徹底ぶりです。

 

仮に虫歯ができたとしても、ひどくなって治療費が高額にならないよう、早期治療をする傾向があるようです。そのため、歯の健康な部分にダメージを与えない、最先端の薬剤や器具を使った治療法が発達しています。

 

逆にいうと、日本には健康保険制度があるため、どんなに虫歯が進行しても、あまりお金をかけずに治療できるので、ギリギリまでほったらかしにしておく人が多かった時代がありました。

 

健康保険制度はどんな人でも最低限の治療を受けることが保障される、素晴らしい社会保険制度です。ただ、健康保険制度が適用される治療だけが歯科治療と思い込み、昔の治療の辛さや怖さのイメージを強く持ちすぎるあまり、治療を延ばし延ばしにして重症化させてしまうのだとしたら、本当にもったいないことだと思うのです。

 

どんな治療もそうですが、歯科治療も早期発見、早期治療が大切です。早期に治療をすることで、健康寿命をグンと長く延ばすことができます。
 

 

酒井 暁美

アミーズ歯科クリニック

理事長

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アミーズ歯科クリニック 理事長

平成2年、岩手医科大学歯学部卒業、岩手医科大学第二保存科(歯周病学講座)入局。平成6年まで専攻生。平成7年から都内広尾、目黒の歯科クリニックに勤務、副院長を経験。

平成17年、アミーズ歯科クリニック開設。平成21年、米国ペンシルバニア大学歯学部歯周病科研修留学。平成22年医療法人社団美優会アミーズ歯科クリニック設立、理事長就任。

平成23年南カリフォルニア大学ジャパンプログラム修了。平成24年コロンビア大学1期生インプラントコース修了。国際インプラント学会認定医取得。平成25年、アンチエイジング歯科学会認定医取得(平成30年より理事)。平成28年ハーバード大学歯学部卒後研修コース修了。

フランスチーズ鑑評騎士(フランスチーズ鑑評騎士の会)、チーズプロフェッショナル(CRA協会)、ワインエキスパート(J.S.A)。

著者紹介

連載美容歯科医がレクチャー!「歯の健康維持」がもたらす美容・健康の相乗効果

美容歯科医がこっそり教える ほんとうのきれいをつくる方法

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酒井 暁美

幻冬舎メディアコンサルティング

「口の中」から始める、本当のキレイの作り方 「自分の顔が気に入らない・・・美容整形に行こうかしら」 その悩み、ちょっと待って! 美容歯科で解決できます。 女性歯科医がこっそり教える、「口の中」から始める美人の…

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