為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。先週は、中国の1-3月期の実質GDPなど主要経済統計が市場予想を上回ったことが豪ドルの上昇要因となったものの、16日に発表された豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合の議事要旨がハト派的な内容だったことなどにより、豪ドルの対円レートは下落しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。先週は、中国の経済統計の良好な結果が示されたことで豪州の3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。一方、16日に発表されたRBAの金融政策決定会合の議事要旨で、インフレが低水準のままで失業率が上昇する場合には利下げを行うことは適切との見方が示されたことなどが利回りの低下の要因となりました。
株式
先週の豪州株式は、小幅に上昇しました。先週は、前週末に豪州国内大手銀行で大規模な人員削減計画が発表されたことにより、同行の利益改善が期待されたことなどから、銀行株が上昇しました。一方、ブラジル資源大手のヴァーレが主要鉱山で操業を再開するとの見通しから鉄鉱石等資源価格が下落したことで鉱業株は軟調な展開となり、株価を押し下げました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。先週は、債券利回りが上昇したことなどから、豪州リート指数は下落しました。
(2019年4月23日)