株式市場
先週の中国本土市場は、上海総合指数が前週末比+2.6%、深セン総合指数が+2.3%と上昇しました。週初は、前週末に発表された中国の3月の輸出や貸出の経済統計が良好な結果だったことから株価は上昇して始まりました。その後は利益確定の売りに押されながらも、中国人民銀行が約1カ月ぶりに公開市場操作を再開して資金供給を行ったことや、17日に発表された中国の1-3月期の実質GDP成長率など主要な経済統計が市場予想を上回ったことが好感され、株価は上昇しました。香港市場は、H株指数が前週末比+0.9%と上昇しましたが、レッドチップ指数は▲0.6%と下落しました。発表された中国の経済統計は良好だった一方、中国国営系のメディアが報じた月内の預金準備率の引き下げは不要との見方を嫌気したほか、週末からの連休を前に様子見姿勢が広がりました。
H株指数の推移
レッドチップ指数の推移
香港ドルの対円推移
上海総合指数の推移
深セン総合指数の推移
人民元の対円推移
(2019年4月22日)