先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は、4月22日から5月6日までの間で、中国市場は大きく下落しましたが、その他の市場は高安まちまちとなりました。米国は、引き続き好調な1-3月期の企業業績を好感し、S&P500種指数やナスダック総合指数が高値を更新する場面もありましたが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が早期の利下げを否定したことや、トランプ大統領の中国製品への追加関税を引き上げるコメントを嫌気し下落しました。NYダウはこの間、▲0.46%下落しました。欧州株式市場は、ドイツDAX指数が小幅上昇する一方、英FTSE100指数は下落しました。中国株式市場は、トランプ大統領の追加関税引き上げ示唆を嫌気し上海総合指数は▲11.14%、香港ハンセン指数は▲2.51%下落しました。日本株式市場は、日経平均株価が連休前の1週間で0.26%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、米国長期金利の低下を好感し、1.77%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米国のインフレの落ち着きや、トランプ大統領の対中追加関税引き上げ示唆を受けて、▲0.09%低下しました。ドイツ、英国、日本の10年国債利回りは相対的に小幅な動きとなりました。
<為替>
円は、トランプ大統領の対中追加関税引き上げ示唆を受けた金融市場全般のリスク回避の流れの中で、円高が進みました。対米ドル、ユーロ、豪ドル全てで上昇しました。
<商品>
原油価格は、トランプ大統領の対中追加関税引き上げ示唆を受けて売りが進み、▲2.73%下落しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年5月7日)