10-12月期は大幅鈍化、1-3月期は減益の可能性

本連載は、三井住友アセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

10-12月期は大幅に伸びが鈍化

 

■米企業の業績が急減速しています。調査会社リフィニティブによれば、9割超の企業が決算発表を終えた2月27日時点で、S&P500種株価指数に採用された企業の2018年10-12月期の純利益は前年同期比+16.6%となり、7-9月期の同+28.4%から大幅に伸びが鈍化しました。

 

■この背景には、中国や欧州の景気減速に加え、米中貿易摩擦の激化による関税引き上げやドル高などの影響があるとみられます。特に、売り上げが海外中心の企業で減速が目立っています。

 

 

1-3月期は11期ぶりに減益の可能性も

 

■2019年1-3月期の業績は同▲1.0%と、2016年4-6月期以来、11期ぶりの減益が予想されています。中国や欧州景気の減速に伴う需要の減少、関税などのコスト増やドル高が引き続き収益を圧迫しそうです。

 

■企業業績が減速する中でも、米株式市場は今年に入り、連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げ休止を示唆したことなどから大きく反発しました。2月26日時点のS&P500種指数の予想株価収益率は16.6倍と、割安感はありません。今後の米株式市場の上昇には、業績面での上方修正などが必要とみられます。

 

S&P500採用企業の1株当たり予想利益

(注)データは2018年7-9月期~2019年10-12月期、2017年~2019年。 予想はI/B/E/S( 2019年2月27日発表)。 (出所)リフィニティブのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
(注)データは2018年7-9月期~2019年10-12月期、2017年~2019年。 予想はI/B/E/S( 2019年2月27日発表)。
(出所)リフィニティブのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

 

 

(2019年2月28日)

 

関連マーケットレポート

2019年2月21日 回復基調の米国株式市場
2019年2月14日 米国社債市場の動向(2019年2月)

 

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調査部は、総勢20名のプロフェッショナルを擁し、経済や金融市場について運用会社ならではの高度な分析を行い、それぞれの見通しを策定、社内外に情報発信しています。三井住友アセットマネジメントの経済・金融市場分析面での中枢を担っている他、幅広い投資家に良質な情報を伝えるべく、活動する機会や媒体は多岐にわたります。年間で約900本の市場レポートを作成し、会社のホームページで公開中(2016年度実績)。

※三井住友アセットマネジメントと大和住銀投信投資顧問は4月1日に合併し、三井住友DSアセットマネジメントになりました。

著者紹介

連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

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