風説の流布は処罰の対象にも?「株の掲示板」に注意すべきワケ

今回は、ETF投資で儲けるための情報を新聞やインターネットから効率的に収集する方法を見ていきます。※本連載では、元信用組合職員でコンビニ店員兼投資家・前畑うしろ氏の著書、『ポケットマネーではじめる月1500円のETF投資』(ぱる出版)から一部を抜粋し、「コツコツ」型のETF投資で勝つための心得について解説します。

インターネットから得られる情報の半分以上は嘘⁉

市場の流れをつかむには情報の収集が必要不可欠です。

 

インターネットから知る情報の半分以上は嘘だと思った方がいいという説もあります。さすがに新聞は多少の偏見や先入観、新聞社の方針などによって意見が分かれることもありますが、信頼性は高いといえるでしょう。ただ、全記事の内容を一誌のみの情報で信じるのは危険です。

 

とくに株の売買をする際には、経済に関連した数値や指標について正確な情報が掲載されている日本経済新聞(日経新聞)は購読したほうがいいでしょう。

 

騰落レシオ、空売り比率、世界経済、世界情勢など株式投資をする上で参考になる情報が簡単に入るので、必須アイテムとして外すことはできません。

 

また紙面でなく電子版でも購読できるので、通勤時の電車内や休憩時間に読みながら、今後の株式市場の流れを予想し、ETFの対策を練ることでより確実に買うことができるので、ぜひ購読を申し込んではいかがでしょうか。

 

もちろん政治や事件、事故、社説、スポーツなどサッと目を通しておくだけでも知識が入ってくるので、株式投資への興味があるなしに関係なく、日経新聞をはじめとした新聞ぐらいは読んでほしいと思います。

新聞記事の裏側にある「意図」を読む習慣を

あなたが今後、ETF投資で年100万円儲けられるようになるには、経済が専門の日経新聞を欠かすことはできません。

 

しかし、指標だけの判断でETFを購入すれば儲かるほど株の世界はあまくないのです。

 

だから、これから日経新聞の購読を検討している人はもちろんのこと、現在、すでに日経新聞を購読している株式投資初心者の人たちも、指標や経済の記事をただ毅然と読み、ETFの購入をするのではなく、記事一つ一つの中身を読み、何を意図しているのかを考えながら株を購入したほうが断然、いいタイミングで買うことができます。

 

例えば、「日経平均節目の2万3000円を試す展開」、と書かれた記事があるとします。

 

この記事を見た時に今後、日経平均が上昇するか下落するかは記事を読んだ人によって千差万別です。

 

どちらかといえばこの先、上昇しそうな雰囲気で受け止める人の方が多いのではないでしょうか。

 

騰落レシオは買われ過ぎを示す過熱状態の120%以上、空売り比率も基準の40%以下で買いが優勢、外国人投資家は3週連続買い越しなら、数日以内にいったん下がる可能性が高いことは予想できます。

 

また、世界情勢が不安定ならいきなり暴落することもあるし、自然災害などのリスクも視野に入れておかなければいけないでしょう。

 

だから、この記事が書かれた意図を考えると2万3000円を試すという記事の裏には、どうしても株価を下げたくない理由があるのか、それともひょっとしてこの先、株価が下がるような不安材料が待ち受けているのではないかとか、あなたなりに考えることで、文字や数字だけで判断してはいけない習慣をつけることが大事だと私は思うのです。

 

記事どおり景気は好調に向かい日経平均も2万4000円、2万5000円に到達するかもしれません。

 

しかし、間違っていても考える行為そのものが、これから投資をするためには必要だと思っています。

 

だから、記事を読む前に見出しから本音を見抜く気持ちで読むと一層、掘り下げて新聞を読むことができるでしょう。

ETF投資はたくさんの情報を仕入れる必要はない

株の情報はヤフーファイナンスでほとんど知ることができます。

 

日経平均からダウ工業平均株、さらに為替や世界各国の株価まで簡単に収集できます。

 

また上場企業の株価はもちろんのこと、業績やその日の上昇率、下落率のランキングなど枚挙に暇がありません。

 

そんなたくさんのデータからあなたが活用しやすいものを選んで、ETFを買うタイミングや売るタイミングを決断すればいいのです。

 

日経平均の過去のデータは簡単に知ることができるし、私が推奨しているETF1357(※1)とETF1570(※2)のデータも過去に遡って知ることができます。

 

私が株式投資を始めた頃はすでにインターネットも十分に普及し、株の取引も盛んに行われていたので当たり前のように情報が入り、株の売買も今と変わりなく歯を磨くような感覚でできたので、それが普通だと思っていましたが、インターネットがまだ普及していなかった頃、株の取引はすべて店頭売買で電話でのやり取りが主流でした。そのころから株をしている人たちは「便利な時代になったな」と感じているのではないでしょうか。

 

そんな便利な時代の今、簡単に情報が入り、株式投資ができるので儲からないはずはないと思うかもしれません。しかし、あなただけが情報を手に入れているわけではないのでむしろ、儲けにくくなったのが現実です。

 

皆が皆、株で儲けることはできないのであなたは他人よりもいち早く、より正確な情報を手に入れて確実に儲けられるようにしておかなければいけないでしょう。

 

そのためにはヤフーファイナンスはありがたい存在です。

 

しかし、ETF投資をするあなたにとってはそれほどたくさんの情報を仕入れる必要はないので、日経平均とNYダウ、為替、ETF1357とETF1570ぐらいで十分なはずです。

 

※1 日経平均株価などの指標と逆の値動きをするインバース型のETF。保有している株式の下落リスクを回避する手段の一つ。

 

※2 日経平均が値上がりした場合、その上昇率の約2倍の利益が見込めるレバレッジ・インデックス連動型ETF。

掲示板のコメントは無視するのが得策

ヤフーファイナンスは株式投資をする人にとっていろんな情報を知ることができるので、毎日欠かさずにチェックしたほうがいいでしょう。

 

しかし、掲示板だけは見ないほうがいいと思います。

 

ヤフーファイナンス自体は個別企業の社名や証券コードを入力すれば、簡単にその会社の株価や過去のデータ、チャートまたは業績の見通しなども知ることができるので、気になる企業があれば買うタイミングの参考になりとても便利です。

 

とはいえ、すべての人が株価を上げたい人ばかりではないことを承知しておかなければいけません。

 

それは空売りを専門としている個人投資家が、株価を下げて利益を得たいがために、企業の悪口をいったり、株価を上げたい人を罵ったりと、掲示板のコメントを見ていると正直うんざりします。

 

真相はわかりませんが、ファンドや機関投資家がアルバイトを使って、掲示板に株価が下がりそうなコメントを投稿させているということを聞いたことがあります。

 

また、株価を変動させる目的で、虚偽の情報を流せば風説の流布で処罰の対象となるので気をつけなければいけません。

 

もっとも、日経平均連動型のETFは、日経平均の上げ下げだけで株価が変動するので、コメントをしたところで意味もなく、だれも相手にはしてくれないでしょう。

 

だから、これからETF投資をする人にとって掲示板は不要だということです。

 

興味本位でコメントするのは自由ですが、この記事を読んだ人には悪意のあるコメントだけはしないでいただきたいものです。

 

 

※ 本連載は、前畑うしろ氏の著書『ポケットマネーではじめる月1500円のETF投資』(ぱる出版)から一部を抜粋したものです。掲載している情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自分の判断で行ってください。本連載を利用したことによるいかなる損害などについても、著者、出版社および幻冬舎グループはその責を負いません。

 

元信用組合職員で、現コンビニエンスストアのアルバイト。たったの2種類のETF投資(日経225オプションではない)を武器に稼いでいる。銀行マン時代の“プロの眼”とコンビニ 店員の“アマチュアの眼”、欲張りは最大の敵をモットーに売買。一騎駆けのような気ぜわしい投資よりも、じっくりゆっくり増やしていく方法を得意としている。
◆前畑うしろ氏ツイッター @maehata_ushiro◆

著者紹介

連載少額&コツコツ型で資産を増やす~初心者のための「ETF投資」入門

本連載は、前畑うしろ氏の著書『ポケットマネーではじめる月1500円のETF投資』(ぱる出版)から一部を抜粋したものです。掲載している情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自分の判断で行ってください。本連載を利用したことによるいかなる損害などについても、著者、出版社および幻冬舎グループはその責を負いません。

ポケットマネーではじめる月1500円のETF投資

ポケットマネーではじめる月1500円のETF投資

前畑 うしろ

ぱる出版

元”まちの銀行マン”信用組合職員、現コンビニのアルバイト主夫による「ETF」で生計を立てる指南書。 スタートは1500円でも1500万円でもいくらでもOK。 不安に苛まれながら銘柄を選ぶ苦労はなく、買うのはたったの2銘柄。何…

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