為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週前半は、発表された豪州の12月の企業景況感が低調だったことから景気に対する下振れリスクが懸念され、豪ドル安要因となりました。一方、週央に発表された豪州の2018年10-12月期の消費者物価指数は市場予想を上回りました。加えて、ブラジル鉱業大手のヴァーレが鉄鉱石の減産を表明したことから鉄鉱石価格が大幅に上昇し、豪ドルは上昇しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、小幅に上昇しました。発表された豪州の2018年10-12月期の消費者物価指数が市場予想を上回ったことなどから、豪州の3年国債利回りは小幅に上昇(債券価格は下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、下落しました。先週は鉄鉱石価格が大幅に上昇したことから、鉱業株は上昇しました。しかし、豪州の国内金融機関の不正を調査した王立委員会の最終報告書が2月4日に公表されると明らかとなったため銀行株が下落したことや、中国通信機器最大手の華為技術と同社副社長が起訴されたために米中通商協議への影響が懸念されたことから、豪州株式は下落しました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。先週は、豪州株式市場が軟調だったことから、豪州リート指数は下落しました。
(2019年2月5日)