先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場は、週前半は好調な企業決算発表が続き堅調に推移したものの、欧州委員会がユーロ圏の成長率見通しを引き下げたことや、米中通商摩擦への懸念が高まったことを受けて株価は伸び悩みました。NYダウは週間で0.17%の小幅な上昇となりました。日本株式市場は、ピークを迎えた決算発表が全体的にさえないものとなっている他、米中通商摩擦への懸念が高まったことなどを受けて下落しました。日経平均株価は2.19%下落しました。欧州株式市場では、ドイツDAX指数は景気の減速懸念などから2.45%下落しました。一方、英国FTSE指数は英ポンド安基調を好感して0.73%上昇しました。中国株式市場は、香港ハンセン指数はほぼ横ばいとなりました。
<リート>
グローバル・リートは欧米の長期金利低下を好感して1.44%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、ユーロ圏の成長率見通し引き下げや米中通商摩擦への懸念が高まったことなどを受けて、週間では0.050%低下しました。ドイツ、英国、日本の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円は対ユーロでは欧州の景気後退懸念などを受けて、0.96%上昇しました。対米ドルでは、週間で0.21%下落しました。
<商品>
原油価格は、ユーロ圏の成長率見通し引き下げなどから景気後退への懸念が強まり4.60%下落しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年2月12日)