為替
先週の豪ドルの対円レートは、小幅に下落しました。国際通貨基金(IMF)の世界経済見通し引き下げ等によってリスク回避姿勢が強まった他、豪州の大手銀行が資金調達コストの上昇を理由に住宅ローン金利を引き上げたため、豪州経済に対する悪影響が懸念され豪ドルの下落要因となりました。週末には米金融引き締めペースが緩められるとの観測が高まり、豪ドルは反発しましたが、一週間では小幅な下落となりました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、低下しました。IMFが世界経済見通しを引き下げた他、豪州の大手銀行の住宅ローン金利引き上げによって豪州経済が影響を受け、豪州中銀が利下げに向かうとの見通しが強まったため、豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、小幅に上昇しました。IMFが世界経済見通しを引き下げたこと等により、週の半ばまでは軟調に推移しましたが、週の後半は米中貿易協議が進展するとの見方が強まり、株式市場は上昇しました。
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、豪州債券市場と株式市場が堅調だったことから、豪州リート指数は上昇しました。
(2019年1月29日)