先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は総じて上昇しました。米国株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げやバランスシート縮小の休止が示唆されるなどハト派的だったことや、主要企業の決算が総じて良好であったことから堅調な展開となりました。NYダウは週間で1.32%の上昇となりました。日本株式市場は、米国株式の上昇が好感されたものの、一時円高が進んだこともあり、上値を抑えられました。日経平均株価は0.07%上昇と、ほぼ横ばいでした。欧州株式市場では、英国FTSE指数が英ポンドの下落や原油高を受けて3.10%の大幅上昇となった一方、ドイツDAX指数は小売売上高の落ち込みなどが嫌気され、0.90%下落しました。中国株式市場は、米中協議進展への期待感などから、香港ハンセン指数が1.31%、上海総合指数は0.63%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは米国の株式上昇と長期金利低下を好感して2.34%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、FOMCで利上げやバランスシート縮小の休止が示唆されたことを受けて、週間で0.07%低下しました。ドイツ、英国、日本の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円は対米ドルでは、週間で0.05%の上昇と、ほぼ横ばいでした。ハト派的なFOMCを受けて一時上昇したものの、週末の堅調な米雇用統計を受けて米ドルが反発し、上げ幅を消しました。円は対ユーロでは0.43%と小幅に下落しました。
<商品>
原油価格は、米政権がベネズエラ国営石油会社への制裁を発表したことを受けて、供給の減少懸念から2.92%上昇しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年2月4日)