■12月は、米国、豪州、日本など主要先進国の国債利回りが低下しました。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ路線を堅持する姿勢を明確にしたことで、米国経済の先行きに対する不透明感が強まり、株価や原油価格が下落したことなどが背景です。一方、ハイ・イールド債を中心に社債利回りが上昇しました。リスク回避の流れが強まる中で、国債と社債の利回り格差が拡大する展開となりました。
■リートの配当利回りは、シンガポール、香港、日本以外が上昇しました。株式、MLP、BDCの配当利回りも上昇しました。
代表的な債券利回り、リート・株式等の配当利回り(2018年12月末時点)
(2019年1月9日)
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