為替
昨年12/24~1/4の豪ドルの対円レートは、下落しました。中国で発表された11月の工業利益や12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の悪化や、米国のISM製造業景況感指数の悪化、米大手ハイテク企業の売上見通しの下方修正などからリスク回避姿勢が強まり、円高が進みました。このため、豪ドルの対ドルレートは概ね横ばいでしたが、対円レートは下落しました。ただし1/4には、米中通商問題に関して次官級協議の開催予定が報じられた他、パウエル米連邦制度理事会(FRB)議長のハト派的コメントを受けて、リスク回避姿勢がやや和らぎました。
金利
昨年12/24~1/4の豪州の3年国債利回りは、低下しました。米国のISM製造業景況感指数の悪化や大手ハイテク企業の業績見通しの下方修正を受けて、米国の長期金利が低下したことなどに連れて、豪州の3年国債利回りも低下(債券価格は上昇)しました。
株式
昨年12/24~1/4の豪州株式は、上昇しました。昨年内は、米国株式の上昇などが追い風となりました。年明けには、発表された中国の製造業PMIの悪化などが株価の重石となりました。一方、この2週間、鉄鉱石等資源価格や原油価格が上昇したことからエネルギー株が上昇したほか、幅広い業種が上昇するなど、豪州株式市場は好調な地合いとなりました。
リート
昨年12/24~1/4の豪州リート指数は、下落しました。昨年12月中旬にかけて上昇基調だったこともあり、利益確定の売りが出やすい中、軟調な豪州の住宅市況を受けて住宅関連のリートが下げを主導し、豪州リート指数は下落しました。
(2019年1月7日)