為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週は、米国の中間選挙で、上院は共和党、下院は民主党が勝利してねじれ状態となったものの、概ね市場の予想通りだったことから先行き不透明感が後退したため、円安・米ドル高となり、連れて豪ドルの対円レートは上昇しました。ただし、米国の連邦公開市場委員会(FOMC)で今後の利上げが強調された一方、発表された豪州の四半期金融報告では政策は据え置きが続くと見られたことや、米中貿易摩擦への懸念が再燃してリスク回避姿勢が強まったことから、週末に豪ドルはやや下落しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。先週は、米国の中間選挙で米議会がねじれ状態となったものの概ね市場の予想通りだったことや、米国のFOMCで今後の利上げが強調されたことから米国債券利回りが上昇し、連れて豪州の3年国債利回りも上昇(債券価格は下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。先週は、米国の中間選挙で概ね市場の予想通りとなったことから先行き不透明感が後退し、世界的に株価が上昇しました。週末には、米国の利上げ観測の高まりが株価の上値を抑えたものの、週間では豪州株式は上昇しました。
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、債券利回りは上昇したものの、先行き不透明感の後退から豪州株式市場が上昇したことなどに連れて、豪州リート指数は上昇しました。
(2018年11月12日)