為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週は、週後半に発表された豪州の9月の雇用関連統計で、雇用者の増加は市場予想を下回ったものの、労働参加率の低下から失業率は5.0%へと大きく低下しました。世界的には、サウジアラビアの記者殺害の疑いで中東情勢の緊張が高まったものの、好調な企業業績を背景として米国株が上昇したこと、発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で今後の利上げが意識されたことから、円安・米ドル高となり、豪ドル対円レートは上昇しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、小幅に低下しました。先週は、発表された米国のFOMC議事要旨で今後の利上げ継続が意識されたことから米国などで金利が上昇したものの、週末に発表された中国の7-9月期の実質GDP成長率や9月の鉱工業生産が市場予想を下回ったことから、豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。先週は、中東情勢の緊張の高まりや、FOMC議事要旨の発表による米利上げ継続の見通し、中国の経済成長鈍化などが株価の上値を抑えた一方、好調な米企業業績を背景とした米国株の上昇に連れて、豪州株式は上昇しました。
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、債券利回りが低下したことや、豪州株式市場の上昇により、豪州リート指数は上昇しました。
(2018年10月22日)