為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。先週は、週前半に国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しの下方修正を発表し、改めて米国との貿易摩擦の強まりによる世界経済の減速懸念が意識されました。一方、良好な経済指標により米国経済の強さが示されるなかで、米国長期金利が一時3.26%水準にまで上昇したことや、それまでの株高に対する高値警戒感などから、米国株をはじめ世界的に株価が大幅に下落したことにより、リスク回避姿勢が強まり、円高となりました。こうした円高に連れて、豪ドルの対円レートは下落しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。先週は、良好な米国経済を背景に、米国の長期金利が一時3.26%水準にまで上昇したことなどに連れて、豪州の3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、下落しました。先週は、IMFによる世界経済見通しの下方修正や、米国長期金利の上昇やそれまでの株高に対する高値警戒感から、リスク回避姿勢が強まり、米国株をはじめ世界的に株価が大幅に下落しました。豪州株式市場は、米中貿易摩擦の強まりによる中国経済の減速懸念も影響し、株価が大幅に下落しました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。先週は、債券利回りが上昇したことや、世界的な株価下落に伴う豪州株式市場の下落により、豪州リート指数は下落しました。
(2018年10月15日)