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紙より重宝!?読みやすくて荷物も増えない「電子書籍」アプリ

今回は、電子書籍のアプリについて見ていきます。※本連載は、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役社長を務め、19年連続の増収増益を達成するなどの実績を残した著名な経営者、吉越浩一郎氏の著書『リタイアライフが10倍楽しくなる 定年デジタル』から一部を抜粋し、リタイアライフを楽しく便利にするアプリの活用術を紹介していきます。

新刊や名作をいつでも持ち歩ける「Kindle」

リタイアしたら思う存分本が読めるのも楽しみのひとつ。もちろん紙の本を本屋さんで買うのもよし、図書館から借りまくるのもいいですね。ですが、電子書籍というこれまた非常に便利なものが最近は手軽に読めるようになりました。

 

本はやっぱり紙だ! 本は手元に置きたい! という人は多いでしょうが、そう頑なになることはありません。好きな本は紙で買って手元に置き、読み捨てに近くなりそうなものは電子書籍にすればいいのです。

 

旅行先に本を持っていきたいという時には本当におすすめです。

 

電子書籍は、パソコンやスマホのアプリまたはブラウザから購入して、専用アプリで読むことができます。iPadなど画面が大きいタブレットだととても快適。

 

 

大量に読むなら専用端末だが、それほどでもなければスマホやタブレットのアプリだけでじゅうぶん。文字を拡大したり、明るさを調節できるので、老眼世代には紙よりラクという人も少なくない。活字中毒の人は何をおいても利用を!

 

さらに専用端末も非常に優秀です。Amazonが用意しているKindleの専用ビューアは、保存容量などによっていくつかタイプがありますが、一番安いもので6000円程度。モノクロ表示ですが、スマホの画面で見るよりもずっと紙に近く、目も疲れず読めますし、160gと軽くて、バッテリーがとにかくもちます。朝から晩まで読んでいてもだいじょうぶ。文字を大きくすることもできる。1日1時間くらいなら、1週間は充電しなくてだいじょうぶ。一番安いタイプでも、4GBありますから、モノクロの普通の本なら1000冊くらい軽く入ります。

 

なかなか魅力的だと思いませんか? これだけの本が160gの端末に入って、どこにでも持っていけるのですから。私自身は、Kindleの専用端末も持っていますが、だいたいいつも使う頻度が高いiPadで読みます。

 

Kindleだと、アプリを入れておけばiPhoneにも、iPadにも、Kindleの専用端末、さらにパソコンにも同じ本をダウンロードできるので、途中までiPadで読み、続きはiPhoneで読む、というようなことも可能です。ちゃんと自動的に「どこまで読んだか」も同期してくれるので、どの端末でも「すぐ、続きが読める」状態になっています。

 

Kindleで読める「青空文庫」もすばらしいものです。著作権の切れた名作の多くのボランティアがテキストデータ化して、電子書籍にしてくれた「電子書籍図書館」で、すべてが無料。現在1万5000冊近くの本が登録されており、森鷗外、夏目漱石、芥川龍之介などの作品はほぼ全部読めます。

 

新刊も最近は発売と同時に電子版がリリースされるようになりました。Amazonを利用する人は気づいていると思いますが、Kindle版と書いてあるのがそれです。電子版は紙より安く手に入り、ものによっては無料。紙の本と違い、「バーゲンセール」もしています。

月額400円で200冊以上の雑誌が読める「dマガジン」

もうひとつ、私が絶対のおすすめ、と思うサービスがあります。dマガジンというサービス。これは、NTTdocomoが提供しているものですが、別にdocomoを使っていない人でも利用できます。

 

これは「雑誌」を読むためのサービスです。月額400円で200冊以上の雑誌が「読み放題」となるものです。「週刊文春」「週刊新潮」などの週刊誌1冊ぶんのお金で200冊読めるのですから、よく雑誌を買う人にとって利用しない手はないと思います。

 

 

電車の中吊りで「あ、この記事だけ読みたい」と思った時、テレビで話題のスクープを「その写真だけ見たい」という場合、これまでの対策は「立ち読み」のみ。さすがにいい年してコンビニで立ち読みはできない、というジレンマを一気に解消するアプリ。月額400円の利用料はかかるが、じゅうぶん元はとれる。普段まったく読む機会のない雑誌を眺めるのは楽しいものだ。料理、旅、車、パソコンなど専門誌も多い。iPadなどのタブレット端末(上の画面)がもっとも読みやすい。さすがにスマホだとちょっと画面が小さすぎて、いくら拡大できるとはいえ、もの足りない。パソコンでも利用可能。

 

ただ雑誌によって、読めない記事、表示されない写真(一部の芸能人の写真など)もあるのですが、私が使ってる範囲で困ることはまったくありません。

 

やはりちょっと読みたくなるのは「週刊文春」「週刊新潮」あたりですが、ほかに「ニューズウィーク」「アエラ」「日経トレンディ」「ターザン」「ペン」「ブルータス」「サライ」「週刊東洋経済」「週刊ダイヤモンド」「プレジデント」あたりも網羅されているし、「きょうの料理」「きょうの健康」などNHKのテキスト、料理雑誌、ファッション誌、アウトドア誌などがどっさり読めます。

 

全部読み切ることなど不可能ですが、ニュースで話題になっていた記事だけちょっと読みたい、中吊りで見かけた特集だけ読みたい、あのコラムだけ読みたい、というようなことは誰でもあるでしょう。まさに「立ち読み」の感覚であちこちの雑誌を読みまくれます。

 

また、普段なら絶対に買いそうもない雑誌を知る楽しみもあります。たとえば晋遊舎という出版社の「家電批評」という月刊誌がありますが、私はdマガジンで初めて読みました。毎号の特集は「Wi-Fiはまだまだ速くなる!」「iPadは今が一番面白い」「Amazonベストセラー辛口超ランキング」といった感じ。全ページ読むわけではないのですが、なかなか役に立つ記事がいろいろ見つかりました。

 

雑誌の切り抜きのように、そのページだけを「クリッピング」して、保存しておくこともできるので、これまた便利。料理好きな人だったら、気に入ったレシピのページだけ、複数の料理雑誌で見つけて保存しておくとよさそうです。

 

雑誌は、発売後数カ月は読めるようになっているようで、「週刊文春」の場合は、約4ヶ月ぶんのバックナンバーが読めます。パソコン、タブレット、スマホ、どれでもだいじょうぶ。3つの端末から読んでも同じ金額です。

 

一番おすすめなのはiPadなどのタブレットで読むことです。もちろんカラーで楽しめるし、「字が小さい!」と思ったら、拡大すればいいのですから、ホント私たちの世代にぴったりです。iPadをタテにすると1ページぶん、ヨコにすると見開き2ページぶんが表示されます。

 

これはパソコンもスマホも持たず、「タブレットだけ」しか持っていない人でも楽しめるサービスです。このサービスを知ってから、私はほとんど雑誌を買わなくなりました。どうしても手元に置いておきたい、というものなら買いますが、正直それほどのものはめったにありません。

 

みんながこんなに雑誌を買わなくなって、出版社はだいじょうぶなのだろうか、と心配になりますが、dマガジンなどで雑誌を読んだ場合も、閲覧したページ数などに応じて、出版社にもお金が入るようになっていて、いまや、こうした収入が出版社の収入の中でも大きくなりつつあるそうです。

1947年千葉県生まれ。
ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、72年に上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。
極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタ香港勤務を経て、83年トリンプ・インターナショナル(香港)に入社。86年よりトリンプ・インターナショナル・ジャパンに勤務。92年に代表取締役社長就任。スピードと効率重視のユニークな制度を次々と取り入れ、19年連続の増収増益を達成。2004年「平成の名経営者ランキング100人」(日本経済新聞)のひとりに選ばれる。06年社長を退任。08年ベストドレッサー賞(政治・経済部門)受賞。
現在は夫人の故郷である南フランスと、東京を拠点として講演・執筆などを行っている。著書に『「残業ゼロ」の仕事力』(日本能率協会マネジメントセンター)、『吉越式会議』(講談社)、『デッドライン仕事術』(祥伝社新書)、『会社を踏み台にする生き方』(マガジンハウス)、『君はまだ残業しているのか』(PHP文庫)ほか多数。
趣味は飲み会。
座右の銘は自分で作った「成功するまでやれば成功する」。好物はラーメンに餃子。

(Photo by Evelyne Grandon Kohrus)

著者紹介

連載定年デジタル・・・シニアライフを楽しくするアプリ・サービス

 

リタイアライフが10倍楽しくなる 定年デジタル

リタイアライフが10倍楽しくなる 定年デジタル

吉越 浩一郎

ワニ・プラス

ケータイでの通話が多い人に、無理にガラケーを捨ててスマホにしろというつもりはありません。ガラケーにはガラケーの良さがあります。デジタルツールは、コミュニケーションの道具にすぎません。 その人の生活に最適なものを…

 

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