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定年後の楽しみ…「旅行」「食べ歩き」に役立つサイト&アプリ

本連載は、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役社長を務め、19年連続の増収増益を達成するなどの実績を残した著名な経営者、吉越浩一郎氏の著書『リタイアライフが10倍楽しくなる 定年デジタル』から一部を抜粋し、リタイアライフを楽しく便利にするアプリの活用術を紹介していきます。

宿泊先の口コミは必見!「トリップアドバイザー」

国内旅行や海外旅行はリタイア後の大きな楽しみのひとつです。ご夫婦で、時にはゴルフ仲間と出かけたり、同級生同士の旅行も楽しいでしょう。

 

会社勤めの頃は、出張の手配などほとんど自分でやらなかった、なんていう人も多いかもしれませんが、これからは全部自分で、ご夫婦で相談しながら計画を立てたり、行先を探すという楽しみがあります。

 

ガイドブックも役に立ちますし、ひとつの町の「概要」をざっとビジュアルで見るには最適です。いくらネットやスマホがあっても、旅のガイドブックを見る楽しみというのは、やはり捨てがたい。本屋さんの店先には、旅のガイドがこれでもかというほど並んでいます。やっぱり「旅行前に1冊は買おう」という人は多いのでしょうね。

 

けれど、それに加えて、やっぱり本当に最新の情報も知りたいと思いませんか? やはり紙のガイドブックというのは、手間ひまかけた取材のおかげで信頼性も高く、とんでもなくヘンな店などは出ていない、という安心感はありますが、時間をかけて多くの人が平均的に「良い」と認めるものをセレクトして載せているぶん、情報が少し古くなります。マイナーな場所の情報が少ないということもある。

 

また、ホテルや店の紹介が載っていたとしても、基本的な情報だけで、実際に利用した人の「感想」を知ることはできません。

 

こういう時にこそ、インターネットの情報が便利です。ホテルや飲食店は、予約前にいろいろな「口コミ」を見ておいたほうが、絶対にいい。いろいろなサイトがありますが、一般的には、旅行関連だと「TripAdviser(トリップアドバイザー)」というサイト。専用のアプリもありますからスマホに入れておくといいと思います。

 

 

見ているだけで楽しめるアプリ。航空券、ツアー、ホテルも多くの予約サイトがあるが、日程を指定して安い順に並べ、その後、外部のサイトで予約できる。「空室」もわかるので便利。実際に予約はしなくても、ホテルの口コミは必見。外国人の利用者が非常に多く、ほとんどの来日観光客はこのサイトを見ていると思ってまちがいなし。上の画面はパソコンのブラウザで見た場合のもの。

 

ここから安いホテルや航空券を探して予約することもできるのですが、それよりも、ガイドブックで目星をつけたホテルの「口コミ」を読むのがおすすめです。

 

ためしに、あなたが実際に泊まったことのあるホテルを検索して、何が書き込まれているかを見てみると面白いです。あなた自身は「最高」と思ったホテルでも、部屋によっては不満を感じた人がいたり、意外なところをほめていたり、ケナしていたり。口コミを見て初めて「へえ、あのホテルにはそんなレストランがあったのか」なんてことに気づくこともあります。

 

有名なホテルになると口コミの数はかなり多く、とても全部読み切れるものではありませんし、まったく役に立たないものもあります。それでも、初めてのホテルに泊まるなら、見ておいて損はありません。「別館はやめたほうがいい」とか「3階以上にしないと前のビルがジャマで景色が最悪」といったことも、口コミを見ないとなかなかわかりませんから。一応知っておけば、予約時に指定することもできます。

 

最近は海外の旅行者が日本のホテルや店、観光名所の「評判」をTripAdviserで調べることが非常に多く、その評判のおかげで日本人さえ知らないような場所に、海外からの旅行者がたくさん訪れるという「現象」もよく話題になります。日本人から見れば当たり前の場所が、外国人から見ると非常に新鮮に見える場合も多いのでしょうね。

 

通常は日本語の書き込みだけが表示されますが、設定を「英語」など他の言語に変更すると海外の評判も読めます。ちょっとのぞいてみるのもおすすめです。パソコンからだと、コメント欄の下に「Google翻訳」というボタンが出るようになっているので、日本語でOK。翻訳が不正確なこともありますが、こうした口コミをざっと読むにはじゅうぶんです。

 

ホテルや航空券の予約サイト、価格の比較サイトはほかにもたくさんあって、使いこなしている人も多いと思いますが、私はあまり利用していません。口コミを読んだり値段をざっと比較したりはするものの、実際の予約は、おなじみの旅行代理店に頼んでしまっています。私は早とちりをすることも多いので、うっかり日程や時間の入力を間違えると嫌だなあ、と思うからです。これ、私だけではないですよね?

 

それと、ネットからの予約だと部屋のタイプを指定しにくいとか、あとから変更しにくい、ということもよくあるからです。3階以上の「シティービュー」の部屋にしてほしい、というような希望に応えてくれるかどうか、というようなことを確認するのも少々めんどうです。提供されている部屋の情報だけ見ると、ほとんど同じようなことしか書かれておらず、はっきり比較できるのはせいぜい「広さ」くらい。たとえば「その部屋は何階なの? 指定はできるの?」といったことがわかりにくいのなんの。「指定できない」から安い、ということもあるはずです。

 

一晩寝られればどこでもいい、安さ最優先! という場合はいいのですが、夫婦でゆっくり旅をしようという私たちの世代にはやはりホテルの居心地や、窓からの眺望はとても重要です。

初めてのお店は「食べログ」で雰囲気を掴む

飲食店の口コミで有名なのは、おなじみの「食べログ」。これも、パソコンのブラウザ、スマホアプリ、どちらからでも使えます。近所で中華料理が食べたいとか、待ち合わせをする駅のそばで飲食店を探したい、という場合にはとても便利だし、店の場所や、営業時間、メニューなどをあらかじめ見ることもできます。店によってはそのまま画面からの予約も可能です。

 

初めての店に行くなら一応「読んでおく」のが正解。会合、宴会の会場を探す幹事さんには必須のアプリかも。「◯◯駅のそばで、貸し切り可能で、飲み放題があるイタリアンでひとり4000円くらい」といった検索ができる。最大の特徴はやはり大量の「口コミ」。うるさ型のグルメの口コミは、ちょっとうっとうしいものもあるが、そのへんはスルーで。

 

とはいえ、予約は私も電話がほとんど。このサイトで私が利用するのはもっぱら「口コミ」のほうです。食べログは、ほとんどプロのような「グルメ」の方が、ひとりで何百件ものレビューを書いていたりもします。

 

「この人の評価はあてになる」「趣味が合うな」というレビュアーがいたら、その人が推薦する店をあちこち見てみる、ということもできますが私はそこまで一生懸命には読んでいません。皆さんが撮って投稿した料理の写真とか、店内の様子に、ざっと目を通すだけ。店の雰囲気や味の好みというのは人ぞれぞれですから、最終的には自分で判断するしかないのですが、初めての店に行く前には、一応見ることが多いです。もちろん場所や営業時間の確認には必須。

 

トリップアドバイザーや食べログは、無料で登録すれば、自分で口コミを書き込んだりすることもできますが、よほど食べ歩きが趣味のグルメ氏ならともかく、普通の食いしん坊には見るだけでじゅうぶんでしょう。

1947年千葉県生まれ。
ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、72年に上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。
極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタ香港勤務を経て、83年トリンプ・インターナショナル(香港)に入社。86年よりトリンプ・インターナショナル・ジャパンに勤務。92年に代表取締役社長就任。スピードと効率重視のユニークな制度を次々と取り入れ、19年連続の増収増益を達成。2004年「平成の名経営者ランキング100人」(日本経済新聞)のひとりに選ばれる。06年社長を退任。08年ベストドレッサー賞(政治・経済部門)受賞。
現在は夫人の故郷である南フランスと、東京を拠点として講演・執筆などを行っている。著書に『「残業ゼロ」の仕事力』(日本能率協会マネジメントセンター)、『吉越式会議』(講談社)、『デッドライン仕事術』(祥伝社新書)、『会社を踏み台にする生き方』(マガジンハウス)、『君はまだ残業しているのか』(PHP文庫)ほか多数。
趣味は飲み会。
座右の銘は自分で作った「成功するまでやれば成功する」。好物はラーメンに餃子。

(Photo by Evelyne Grandon Kohrus)

著者紹介

連載定年デジタル・・・シニアライフを楽しくするアプリ・サービス

 

リタイアライフが10倍楽しくなる 定年デジタル

リタイアライフが10倍楽しくなる 定年デジタル

吉越 浩一郎

ワニ・プラス

ケータイでの通話が多い人に、無理にガラケーを捨ててスマホにしろというつもりはありません。ガラケーにはガラケーの良さがあります。デジタルツールは、コミュニケーションの道具にすぎません。 その人の生活に最適なものを…

 

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