為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週は、前週末に米中双方から制裁・報復関税が発動されたことに続き、10日には新たに米国が2,000億ドル相当の対中制裁関税リストを公表したことから、豪ドルは対米ドルで下押しされました。しかし、週間では米ドル円は概ね円安方向で推移したことから、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、小幅に低下しました。先週は、米国が2,000億ドル相当の対中追加関税リストを発表したことが金利の低下要因となったものの、週間では豪州の3年国債利回りは小幅な低下(債券価格は上昇)にとどまりました。
株式
先週の豪州株式は、ほぼ変わらずとなりました。先週は、米国が2,000億ドル相当の追加の対中関税リストを発表したため週央には一時株価が下落したものの、世界的には米中貿易摩擦の影響が市場に織り込まれてきたと見られ株価が上昇したことから、豪州株式は底堅い展開となりました。業種別では、原油価格が下落したことからエネルギー株等が下落した一方、ヘルスケア株や消費関連株は好調でした。
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、週央に米国が発表した2,000億ドル相当の対中追加関税を受けてリスク回避の姿勢が見られたものの、週後半には債券金利の低下や株価の上昇により、豪州リート指数は上昇しました。
(2018年7月17日)