前回までは、税務調査官による「ヒアリング調査」の対処法について紹介しました。今回は、調査官が好んで使う「除外」という言葉の意図と、「預貯金」に関する質問をされた際の注意点などを見ていきます。

「除外」という言葉が意味する内容とは?

午前中の調査は、時間にして2時間程度です。調査官からすると、これで外堀を埋めたようなもの。ここで得た情報と事前調査とを突き合わせて矛盾点を探し出し、午後からそこを突いていく作業を行います。つまり午前中の質問は、申告内容と事実がきちんとかみ合っているかどうかを探るためのものなのです。

 

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本連載に記載のされているデータおよび各種制度の情報はいずれも、出典元である服部誠著『相続税の税務調査を完璧に切り抜ける方法』(幻冬舎メディアコンサルティング、2013年)の執筆時点のものであり、今後変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

相続税の税務調査を 完璧に切り抜ける方法

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服部 誠

幻冬舎メディアコンサルティング

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相続税の税務調査を 完璧に切り抜ける方法[改訂版]

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