今回は、「問題家計」の特徴を探ります。※本連載は、株式会社マイエフピーの代表取締役で、家計再生コンサルタント/ファイナンシャルプランナーとして活躍する横山光昭氏の著作、『50歳からの「お金の不安」がなくなる生き方』(大和書房)の中から一部を抜粋し、老後貧乏になる人の「お金の習慣」とは何かを紹介します。

4つの条件のうち、1つでも該当すれば「問題家計」

広げ過ぎた風呂敷を少しずつ畳み、家計のダウンサイジングを図っていくことの必要性がわかったかと思います。

 

では、次に何をすればよいのか。まず現状を把握しなければなりません。毎月決まった収入があるのにお金が貯まっていかないのは、家計に何らかの問題があるからです。そうした家計に問題を抱えた人のことを、私は愛をこめて「お金の問題児さん」と呼んでいます。

 

お金の問題児さんの家計(問題家計)には次の特徴が見られます。

 

❶貯金がほとんどない

❷毎月の収支が赤字になっているか、赤字のときのほうが多い

❸毎月、何にいくら使っているかを把握していない

❹住宅ローン以外の借金(カードローン、リボなど)が平然と存在している

 

このうち1つでも該当する項目があるようでしたら、あなたの家計は「問題家計」と疑ってください。

どの家庭にも、まだまだ「減らす余地」は残っている

「問題家計と言われても、今の家計でいっぱいいっぱいです。これ以上、どうやってやりくりすればいいのですか。教えてください」

 

使いすぎを自覚している人がいる一方で、「すでにやれることはやっていますよ」という方もいらっしゃるでしょう。

 

でも、安心してください。これまでに1万件以上の家計を見てきた経験から言わせてもらうと、どの家庭にもまだまだ減らす余地が残っています。生活を切り詰めることなく、決して無理することなく、支出を減らせる部分が絶対にあります。

 

もっともそれは第三者の私だから気づくことであって、当の本人には見えにくくなっているのかもしれません。お金の流れは、ちょっとした工夫で変えられます。よい方向に変えることで、支出を減らし、「収入-支出」の差分を増やしていけます。差分が増えれば増えるほど、老後の不安は解消されていくことでしょう。

 

また、これまでのお金の使い方を見直し、お金に対する意識を改めることによって、「いまよりも少ない収入でも十分にやっていけるじゃないか。楽しく、豊かな生活が送れるじゃないか」と考えを改められることでしょう。大事なことは、現状を把握し、ちょっとした工夫を施すことです。

 

それでは、実際にどのような「問題家計」があり、どこをどのように改善して、「優良家計」になっていくのでしょうか。

 

次回からは、いくつかの事例を使ってお話ししていきましょう。ご自分の家計に当てはまることが見つかったら、今後はその部分の支出を減らしていけるよう工夫してみましょう。少し時間はかかるかもしれませんが、近い将来にきっと「お金が貯められる」家計に生まれ変わっていくはずです。最初は、教育費のかけすぎで貯金ができていない家計からです。

 

この話は次回に続きます。

50歳からの「お金の不安」がなくなる生き方

50歳からの「お金の不安」がなくなる生き方

横山 光昭

大和書房

これまで1万件以上の赤字家計を立て直してきたプロが教える、「お金への意識を変える(ダウンサイジング)」方法を紹介! 50代は最大の「貯め期」。収入の3割を貯金する、価格ではなく「使用料」で見ていくクセをつける、「下…

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