不動産投資といえば、人が多く住む場所に投資を考える方も多いですが、ここニュージーランドでは、田舎の魅力を活かした不動産投資の手法も大いに有効となります。今回は、ニュージーランドおすすめの「田舎の中古物件」を紹介します。

広い家だけでなく、開発可能な土地も備えた物件

クリスマスを前にして、ニュージーランド不動産販売は繁忙期を迎えています。住民は新しい家を求め、広告をくまなく検索し、週末は家の内覧会へと足を運びます。さて今回は、著者が最近内覧した物件の中から「これぞニュージーランドの家だ」という物件を2軒、ご紹介したいと思います。

 

オークランド市内中心地より、北へ高速道路を利用して約25分走った街、レッドビーチのビーチフロントに建つ家をご紹介します。土地の広さは895㎡。現在建っている家は築約60年となっており、4ベットルーム、2バスルームを備えています。

 

 

この写真を見て気付いた方もいるかもしれませんが、右隣では、新築物件を建設中です。ご近所の家を見ると、同じような広さの敷地に、複数の家が建っています。そう、ご紹介した物件は「開発ができる物件候補」でもあるのです。

 

我々不動産売買コンサルタントとしては、2軒建つ家だと断言はできませんが、近隣の様子から2軒、サイズによっては3軒建築できるようなので、開発できる物件としての価値は高いです。ビーチフロントで2階建てを建てれば海の景色もバッチリ見えるので、ロケーションは抜群です。

 

さて気になるお値段ですが、オークション売りですので、現時点では販売価格がわかりません。ただ希望予測価格としては、250万NZドル~300万NZドル(約2億~2億4千万円)の規模となるでしょう。

 

市役所への土地分割申請料や建物建設デザイン費、建築コストに加え、諸々の経費を計算して開発を行います。1戸は自宅用、もう1戸は売却し自宅を手に入れる方もいれば、徹底的に開発をし、富を築き上げていく方もいます。

近隣にワイナリーやレストラン・バーが点在する地区

次は、オークランドの西、車で約30分の距離にある物件を紹介しましょう。高速道路が開通したことで、空港からも約50分の距離となりアクセスも抜群。クメウ地区に建つ豪華な住宅となっています。近隣には、複数のワイナリー及びレストラン・バーも点在し、ワイン好きな方にはもってこいのロケーション。

 

 

 

土地は1ヘクタール。本体の家には、5ベットルーム、2バスルームが備えられています。ゲスト用のトイレが完備されており、シアタールームや広いリビングもあります。さらに庭にはバーベキュー設備が整えられています。緑の芝生が広がる土地に、時折羊の群れが見える……これぞニュージーランドの風景だと実感できる物件です。

 

 

 

敷地内には、1LDK、1バスルームの家が建っており、ホームインカムとして運営できます。

 

また、ワイナリーや大型ショッピングセンターが、なんと車で10分内の距離に複数点在しています。空港や市内中心地までの距離が近いので、観光を兼ねてのホームステイや、ご自身のホリデーホームとしての運営ができる物件となっています。上の写真を見ると、牧草地に囲まれた田舎の辺鄙な場所という印象があるかもしれませんが、車で数分走れば商店街もあります。

 

1LDKの家に管理人を雇用して本体の家を管理してもらい、ゲストの観光案内、及び暮らしのサポートをする人材を追加で雇うなど、ビジネス展開も視野に入れられる物件です。

 

ニュージーランドを象徴する光景といえば、海・山・牧草地が広がる景色。街中の賃貸投資物件だけではなく、新規開発・ビジネススキルを視野に田舎の物件へ投資する手法も、大いにアリだと言えるでしょう。

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