書籍詳細

『グローバル循環型 外国人介護人材活用』

グローバル循環型 外国人介護人材活用

井筒 岳

出版社名:幻冬舎

発行年月:2024年11月

世界の人材を日本へ、日本の介護を世界へ――

日本の介護人材不足を救う外国人人材の育成と
外国の医療介護レベルを向上させる日本の介護ノウハウの伝授で好循環を生み出せ

超高齢社会に突入して久しく、介護を必要とする人は今後も増えつづけると予想されている日本で、介護人材の確保は喫緊の課題です。しかし労働人口の減少や仕事に見合わない賃金の低さが介護業界の人材獲得に歯止めをかけているのが現状です。こうした日本の介護現場における深刻な人材不足解消の手立てとして、外国人介護人材の活用が有効であると著者は考えています。

著者はこれまで複数の病院を開業・経営してきたほか、1995年からは複数の介護福祉施設の運営をし、自身の介護施設でのミャンマー出身技能実習生受け入れや、バングラデシュでの老人ホーム設立に尽力してきました。
こうした国際的な介護福祉への取り組みから「グローバル循環型」介護人材の活用が重要だと著者はいいます。「グローバル循環型」介護人材の活用とは、介護職を目指す外国人を日本国内の介護現場で受け入れて働いてもらい、母国へ帰ったあとも日本で身に付けた介護技術を活かせるような人材に育てる構想を意味します。
この「グローバル循環型」介護人材の育成および活用は、日本の介護現場だけでなく海外にとってもメリットがあるといいます。日本の介護現場では人手不足を解消しコミュニケーションが活発になるなどの職場環境改善につながります。一方海外にとっては世界最高レベルの日本の医療介護ノウハウを身に付けた人材が帰国後も介護現場で活躍することで、国の福祉レベル向上が期待できます。
また今後、日本では生産年齢人口が減少の一途をたどり、介護業界の存続が危ぶまれるといわれています。介護事業所がこれからの時代を生き残るには、日本で育てた「グローバル循環型」介護人材が帰国後も活躍できる現地の介護施設設立を含めた施設経営が必要だと著者は考えています。

本書では、著者の介護福祉施設で実際におこなわれた外国人介護人材活用の取り組みや受け入れにかかわる具体的な制度について紹介しています。また、外国人介護人材育成が日本の介護現場と海外の医療・介護現場それぞれにもたらしうるメリットについて解説しています。人手不足に悩む医療介護事業者にとって外国人介護人材の受け入れに関する実践的な知見を得られるほか、将来の介護業界の指針となる一冊です。

社団医療法人啓愛会
理事長

1950年、中国・湖南省生まれ。1953年に日本へ帰国し、中学生の頃から医師を志すようになる。1975年に東京医科大学を卒業後、父とともに美山病院、美希病院、宝陽病院を開設。その後、37歳でアメリカへ留学してグローバルな環境に身をおいた経験が、現在の外国人材育成への取り組みにつながっている。日本で育成した外国人のスタッフが母国でも活躍できるよう、海外での医療施設や老人ホームの設立なども手掛ける一方、国内では「良き医療とやすらぎの環境」の理念のもとに長年にわたり地域に根ざした病院や介護福祉施設の経営をしてきた。近隣の医療機関や介護福祉施設などと連携をとりつつ地域医療に尽力し、2017年には東北地方の民間医療機関で医業収益1位となっている。

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