(※写真はイメージです/PIXTA)

老後の住まいとして、都市部を離れ自然の近くで暮らす「移住」を選ぶ高齢者は少なくありません。国土交通省『令和5年度 高齢社会に関する意識調査(高齢期の住み替えについて)』でも、住み替え理由として「自然環境の良さ」や「静かな生活」を挙げる高齢者が多いことが示されています。一方で、移住は生活環境・医療アクセス・家族関係などを大きく変える選択でもあります。理想の住まいが、必ずしも暮らしやすさにつながるとは限りません。

「海は綺麗でした。でも、生活は小さくなってしまって…」

C美さんが再訪した頃、夫婦の生活はさらに変わっていました。外出は週1回の買い出しのみ。散歩はほぼなし。近所付き合いも限定的でした。

 

「ここ、静かすぎるのよね」

 

B江さんはそう漏らしました。都会では日常に人の気配がありました。地方では隣家との距離も遠く、交流機会が少なかったのです。

 

移住前、夫婦は自然環境を重視しました。しかし実際の老後生活では、別の要素が重要になっていました。

 

●医療への距離

●買い物利便性

●移動手段

●社会的つながり

 

高齢期は生活圏が縮小するため、これらが暮らしやすさを左右します。

 

C美さんは言います。

 

「海は綺麗でした。でも、両親の生活は小さくなってしまって…」

 

都会にいた頃より、外出も会話も減っていました。「楽しそう」という印象が、「心配」に変わったといいます。

 

C美さんは両親に聞きました。

 

「戻りたいと思わない?」

 

A彦さんは静かに首を振りました。

 

「ここは俺たちが選んだ場所だからね」

 

住宅は売却済み。都市部の住まいに戻る選択肢はありませんでした。老後移住は住み替えの中でも不可逆性が高い決断です。一度生活基盤を移すと、再移動は経済的にも心理的にも難しくなります。

 

移住は否定されるべき選択ではありません。満足している高齢者も多くいます。

 

ただし老後の住まいは、

 

●景観

●価格

●広さ

 

よりも、

 

●医療アクセス

●生活圏

●移動手段

●社会的つながり

 

で暮らしやすさが決まります。夫婦の選択は失敗ではなかったものの、想定していなかった現実と向き合う場面もあったのでした。

 

 

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