「AIを疑えない人」が損をするワケ
AIは確かに便利です。しかし、完璧ではありません。AIが正義や善悪を判断することはできません。それは、学ぶデータも、設計するプログラムも、すべて人間がつくっているからです。
もしそこに偏りや誤りがあれば、AIは偏ったままの結論を生み出し提示してきます。AIの回答をそのまま鵜呑みにせず、「本当にそうだろうか」と疑い、自分の頭で考え、問い直す姿勢を失わないでいることが重要です。
AIは、本来は思考を深めるための「加速装置」のようなもの。しかし万能で、なんでも答えてくれる「魔法の箱」だと勘違いしてしまうと、人は便利さに慣れ、思考を止めて判断力は鈍ってしまいます。信頼そのものを失うことになりかねません。
AIは思考を奪う毒にもなり得るのです。
仕事を奪われるのは、AIを使わないあなたかも?
「自分の仕事はAIに奪われることはない」
「自分は大丈夫だ」
そう思っている人は、危険です。AIの進化によって、私たちの仕事や生活の形はこれまでにないスピードで変わり続けています。
一昔前まで「人間にしかできない」といわれていた仕事や作業が、AIやロボットに代替される時代がすでに現実になりました。工場の生産ラインだけでなく、文章の生成、デザイン、会計処理、さらには医療や法務といった高度な専門分野までもが、AIの手によって効率化され、雇用の形を大きく塗り替えつつあります。
そんな中で、モノの価値やお金そのものの意味さえも変化し始めています。これまでは「円」や「ドル」といった国が発行する通貨だけが、私たちが信頼を置ける「お金」でした。
しかし今は、仮想通貨(暗号資産)と呼ばれる新しいお金の形が登場し、国や銀行を介さずに世界中で自由に価値をやり取りできる時代になっています。ビットコインをはじめ、さまざまな種類の仮想通貨が生まれ、すでに多くの人がそれを資産として保有し、日常の決済や投資に活用しています。
さらに最近では、トークン(Token)という新しい概念も注目されています。これは単なる通貨とは異なり、デジタル上で唯一性を証明できるNFT(Non-Fungible Token)などの技術を通じて、デジタルアートや音楽、さらには会員権やチケットまでもが「資産」として売買されるようになっています。
AIの進化とデジタル経済の加速は、お金の「形」と「役割」を根底から問い直し、私たち一人ひとりが何を信頼し、どこに価値を置くのかを選び取る時代をつくっているのです。
だからこそ、今の時代に合った新しいお金の使い方、貯め方、そして増やし方を、私たち自身の頭で学び直し、少しずつでもアップデートしていく必要があります。つまり未来に備えるために、知っているだけで得をするAIを活用したお金の知識を学ばなければいけないのです。

