(※写真/PIXTA)

大学選びにおいて気になる「大学ごとの就職事情」。本記事では、「早慶」の就職事情について見ていきます。

「早稲田大学」「慶應義塾大学」就職事情はいかに

大学選びで気になるのは、キャンパスライフだけではありません。「どこに就職できるのか」……その未来像を描くために、就職実績を重視する親や学生は多いものです。

 

特に、「学歴フィルター」という言葉が消えない中、早稲田大学・慶應義塾大学の就職事情は注目されています。

 

●早稲田大学

2024年度、早稲田大学を卒業・修了した学生は、計11,602人。就職希望者に占める就職者の割合は93.9%となりました。就職先としてもっとも多かったのは、1位「株式会社ベイカレント」103名。2位「株式会社三菱UFJ銀行」88名、「アクセンチュア株式会社」88名と続きます。

 

1位 株式会社ベイカレント…103名

2位 株式会社三菱UFJ銀行…88名

2位 アクセンチュア株式会社…88名

4位 株式会社NTTデータ…83名

5位 株式会社NTTドコモ…80名

6位 東京都職員I類…79名

7位 富士通株式会社…69名

8位 株式会社野村総合研究所…68名

9位 日本電気株式会社…66名

10位 株式会社三井住友銀行…64名

※早稲田大学『2024年度 早稲田大学進路状況』

 

●慶應義塾大学

2024年度、就職先としてもっとも多かったのは、1位「アクセンチュア」101名。2位「慶應義塾」97名、3位「三菱UFJ銀行」95名と続きます。

 

1位 アクセンチュア…101名

2位 慶應義塾…97名

3位 三菱UFJ銀行…95名

4位 ベイカレント…80名

5位 デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社…78名

6位 EYストラテジー・アンド・コンサルティング…72名

6位 NTTデータグループ…72名

8位 日本アイ・ビー・エム…66名

9位  三井住友銀行…65名

10位 三井住友信託銀行…62名

※慶應義塾大学『2024年度 上位就職先企業(3名以上上位20社)』

 

共通して、コンサルティングファームへの就職者数の多さが際立つ一方で、メガバンクをはじめとした金融機関への就職も堅調です。

 

早稲田大学では「東京都職員I類」(79名)が6位にランクインするなど、公務員志望者の多さも特徴的ですが、慶應では圏外に。一方、医学部・看護医療学部をもつ慶應では、「慶應義塾」への就職が2位(97名)にランクインしています。

 

早稲田と慶應では学生の総数が大きく異なりますが、いずれも「私学の雄」として、コンサル・金融を中心に一流企業が軒並み名を連ねる結果となりました。

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