富裕層の金銭感覚とは
2021年、野村総合研究所が発表した日本の純金融資産保有額別の世帯数によると、純金融資産1億円以上5億円未満の「富裕層」は約153万5,000世帯、5億円以上の「超富裕層」は11万8,000世帯。つまり、富裕層クラスにいるのは決して一部の特別な人だけ、というわけではありません。しかも富裕層は右肩上がりに増え続けています。
とはいえ、昨今の物価上昇や経済状況を考えると、「1億円の資産では富裕層とは言えない」「普通の暮らしと変わらない」との声も出始めています。
また、富裕層だからといって誰もが「ザ・お金持ち」のような派手な暮らしをしているわけではありません。資産を守り育ててきた人たちほど、日々の暮らしは堅実で、必要なときにだけしっかりとお金を使う……そんなメリハリのある金銭感覚を持っています。
一方で、一獲千金で突然大金を手に入れた人のほうが、わかりやすく「お金持ちに見える」生活スタイルを持つというのも、よく聞かれる話。もちろん、それ自体は悪いことではありませんが、お金の使い方を誤り資産が枯渇したり、詐欺に遭うなどのトラブルに巻き込まれるケースも見られます。
本当に豊かな暮らしとは、見た目や浪費ではなく、自分らしく心地よく生きることなのかもしれません。
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