「令和の小学校受験」で覚えておいてほしいこと
――まだまだヴェールに包まれている小学校受験だからこそ、根拠のない噂や受験産業が作り出した考えに煽られて不安になり、振り回されてしまうのかもしれないですね。
狼侍:危機感として感じているのが、『小学校受験は戦略が9割』というタイトルを作っておきながら、なんですが、この「戦略」のような言葉が独り歩きして、「お受験ゲーム」のようになってしまうことです。タイトルと矛盾している部分もあるかもしれませんが、本来の意図はそこではありません。小学校受験は育児の延長線上にあるものであって、親が自分の判断で進めていくものだという意識が9割です。
ただ、現状では中学受験と同じように、小学校受験もどんどん低年齢化が進んでいて、受験産業が囲い込みを始めているという危機感はあります。子どもの数が減っていく中で、受験産業や学校側も必死になるでしょうし、親も不安を煽られてしまう状況がこれからさらに加速すると思います。しかし、逆に言えば、今は学校を選べる「買い手市場」ともいえる状況です。だからこそ、親が学校をしっかり選び、本質を忘れないでほしいという思いがあります。
――小学校受験を考える親御さんに向けてメッセージをお願いします。
狼侍:小学校受験はあくまで育児の延長線上にあるものだということを忘れてはいけません。発達段階を無視して無理に取り組ませるのは、子供にとっても負担が大きいだけで、結果的に良いことにはつながりません。例えば、今できないことを焦ってやらせるのではなく、半年後や1年後には自然にできるようになることを信じて待つ姿勢が大切です。
また、偏差値や周囲の噂に惑わされず、何が本当に自分たちの子供に合っているのかを見極めることが必要です。特別な家庭でないと受験できないということはありませんし、正しい情報を取捨選択すれば、小学校受験はもっと身近なものになると思います。
そういう意味で、今回私がお話したことも一つの見解、一つの考え方に過ぎませんので、これがすべてではないです。もちろん、100%共感してくれる方がいれば嬉しいですけど、50%くらいに感じる方もいるかもしれません。そこは人それぞれだと思いますので、取捨選択しながら、役立ちそうな部分だけでも活用していただければありがたいですね。
THE GOLD ONLINE編集部