(※写真はイメージです/PIXTA)

お金に苦労しない人生にするために、20代でできることは何でしょうか? ファイナンシャルプランナーの中村芳子氏は著書『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』で、お金の基本ルールを知ることだと主張しています。一体どんなルールでしょうか? 本書から詳しく紹介します。

多重債務に陥ったら、1日も早くSOSを

ここまで「クレジットカードは2枚まで」「リボ払いや分割払いは使ってはいけない」「キャッシングは絶対だめ」とお話しした。でも、すでに複数の金融機関のクレジットカードとキャッシングで、返済に苦しんでいる人がいるかもしれない。


気をつけていても、将来、何かの拍子に多重債務で苦しむことになるかもしれない。そんな時は1人で悩み続けず、1日も早く専門機関に相談することだ。ぐずぐずしない。いますぐ相談だ。


借金って相談しにくい。「自分が悪い」と感じてる人も多いから。貸す方の責任も大きいぞと私は思っている。多重債務が怖いのは、日に日に借金が膨れ上がってしまうところ。解決が1週間遅れると1週間分、1カ月遅れると1カ月分借金が増える。


絶対にやってはいけないのは、友人から借りて返済したり、友人に保証人になってもらって新たに借金することだ。問題に巻き込んで、大切な友人を失うかもしれない。市区町村の相談窓口や、各地の消費者生活センターでは、無料で専門家が相談に乗ってくれる。財団法人日本クレジットカウンセリング協会でも相談を受け付けている。


法テラスもある。有料だけど、弁護士や司法書士に依頼する方法もあるし、NPOなどが相談窓口を設けているところもある。これらの機関は、実行できる返済プランを考えてくれたり、有料サービスでは貸し手と交渉して返済の条件を変えたり、最終手段として「自己破産」の手続きをしてくれる。借金の問題は、専門家の助けで必ず解決できる。必ず解決できる。決して自殺してはいけない。

 

中村芳子
ファイナンシャルプランナー

※本連載は、中村芳子氏による著書『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・再編集したものです。

【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと

【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと

中村 芳子

ダイヤモンド社

25歳で貯金ゼロでも、NISAとiDeCo で、ラクラク1億円貯まる! 15万を救った「お金の教科書」が超パワーアップ! 「貯金」「投資」「自己投資」「住まい」「老後」「生活」「仕事」「結婚」「借金」――お金にまつわる気になる…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録