土地投資を検討しているものの、どんな種類があるのか、どんなメリット・デメリットがあるのか分からないとお困りの方はいませんか? 本コラムでは、代表的な土地投資の種類6つと、それぞれの特徴を詳しく紹介します。また、土地投資のメリットやおすすめの人・投資時の注意点についても掘り下げて解説します。土地投資を行う際には本コラムを参考に、今後の活用方法についてしっかり計画を立てるようにしましょう。

土地投資がおすすめの人

ここからは土地投資をおすすめできる人の特徴について解説します。土地投資は株式や証券とは異なり、すぐに購入・売却できるものではありません。だからこそ長期的・複合的な視点をもって取り組むようにしましょう。

 

すでに土地を所有している人

相続などによってすでに土地を所有している人には、土地投資は非常におすすめです。一般的に、土地投資においてもっとも初期費用がかかるのが土地の取得であり、すでに土地を所有しているのであれば、その後の展開を低コストで始められるからです。

 

土地投資にはさまざまな形態があるため、所有している土地の状態や周辺状況に応じて適切なサービスを選ぶことが重要です。また、現在所有している土地での展開が難しい場合には、売却して資金を作り、別の土地を購入するという運用方法もあります。

 

安定した収入がある人

土地投資は安定した収入がある人におすすめの投資です。というのも、土地投資には一定の初期費用が必要であり、投資期間も比較的長期にわたることが多いため、資金調達の際に安定収入を求められることが多いからです。

 

また、投資額にもよりますが、土地投資による収入はあくまで副収入に留まることが多いことから、メインの収入源がある状態で投資を行うことで、リスクを軽減しつつ資産形成を行うことができます。ただし、収入が安定していても過度な借り入れには注意が必要です。

 

長期的な視点を持てる人

土地投資は長期的な視点を持てる人におすすめです。土地の価値は短期的には下がることもありますが立地によっては長期的に上昇傾向にあることも多く、土地投資から得られる収益も徐々に積み重なっていくものだからです。

 

そのため、数年から数十年という一定程度の長い期間で投資を考えている人にこそ土地投資は適しており、例えば若いうちから老後の資産形成を考えている人や、次世代への資産継承を考えている人にもおすすめです。

 

長期的な視点を持てば一時的な市場の変動に惑わされることもなく、冷静に土地の価値を判断できるため、投資に伴うリスクを分散しやすくなります。

 

資産分散を考えている人

土地投資は資産の分散を考えている人におすすめです。前述したとおり、土地は株式や債権とは異なる値動きをする実物資産であるため、ポートフォリオのバランスをとるのに適しており、リスク分散を考える上でも有効な選択肢となり得ます。

 

また、インフレヘッジとしての効果も期待できるため、将来の経済的な変動に備えたい人にも適しています。さらに、土地投資といってもさまざまな活用方法があるため、投資家の目的や予算に応じ、柔軟に運用が可能な点も魅力といえます。

 

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