土地投資を検討しているものの、どんな種類があるのか、どんなメリット・デメリットがあるのか分からないとお困りの方はいませんか? 本コラムでは、代表的な土地投資の種類6つと、それぞれの特徴を詳しく紹介します。また、土地投資のメリットやおすすめの人・投資時の注意点についても掘り下げて解説します。土地投資を行う際には本コラムを参考に、今後の活用方法についてしっかり計画を立てるようにしましょう。

土地投資のメリット

(画像:PIXTA)
(画像:PIXTA)

 

ここからは、土地投資の主なメリットを3つ紹介します。具体的なメリットは土地の活用方法によっても異なるため、自分が検討している活用方法について掘り下げて情報収集することも重要です。

 

さまざまな活用方法がある

土地投資の大きなメリットは、投資家のニーズ・予算に合わせてさまざまな活用方法を選択できる点です。ここまでに紹介したように、駐車場やコインランドリー、トランクルームなど、比較的小さいスペース・投資額で始められるものから、アパート経営や太陽光発電など大規模な投資を行うものまで、幅広い選択肢があります。

 

また、将来的に土地の用途を変更することも可能です。例えば、最初は駐車場として運用し、後々アパートを建設するなど、土地周辺の状況に合わせて柔軟な戦略を立てることができます。

 

このように、土地投資は投資家の状況や目標にあわせて最適な活用方法を選択できる点が大きな魅力といえるでしょう。

 

初期費用・ランニングコストを抑えやすい

土地投資は、他の不動産投資と比較して初期費用やランニングコストを抑えやすい傾向にあります。例えば月極の駐車場投資の場合、土地の整備と区画線の設置程度で開業できるため、初期費用を比較的低く抑えることが可能です。

 

また、建物を伴わない投資であれば、建物の維持管理費や補修日などのランニングコストも大幅に削減できます。さらに、無人での運営が可能な投資方法を選択すれば、盗難などのリスク回避のために対策は必要であるものの人件費がかかりません。

 

これらの点から、土地投資は投資家の予算や運営能力にあわせて、コストを最適化しやすい投資方法といえます。ただし、固定資産税などの必要経費や自然災害リスクなどの完全な排除は不可能なので、適切な収支計画とリスクヘッジは必要となります。

 

ポートフォリオを分散できる

土地投資のなかでもさまざまな活用方法を組み合わせることで、分散効果を得られます。例えばコインランドリー投資と太陽光発電投資を組み合わせることで、短期的な収益と長期的な収益の両方を狙うなど、異なる収益構造をもつ投資を同時に行うのも一案です。

 

また、不動産は株式や債券などの金融商品とは異なる性質を持つ実物資産であるため価値がゼロになりにくく、ポートフォリオの安定性を高め、総合的なリスク管理をすることにもつながります。ただし、各投資の特性や市場動向を十分に理解し、バランスの取れた組み合わせを選択することが重要です。

 

次ページ土地投資がおすすめの人