1.男性/上の年代の方が、評価テストのスコアがやや高い傾向
次のグラフは、マネーリテラシーの客観評価を男女別に集計したものです。
男性は「とても高い/高い」の合計が33.8%、「とても低い/低い」の合計が36.9%でした。これに対して、女性は「とても高い/高い」の合計が27.2%、「とても低い/低い」の合計が46.5%となっています。
男性と女性を比較すると、男性の方がマネーリテラシーがやや高い傾向が見られます。続いて、マネーリテラシーの客観評価を年代別に集計したグラフです。
このグラフの「とても高い/高い」を合計した割合は、以下の通りです。
- 20代 :27.3%
- 30代 :28.7%
- 40代 :29.9%
- 50代 :30.3%
- 60代以上:36.8%
マネーリテラシーの客観評価が高い人が最も多かったのは60代以上で36.8%、最も少なかったのは20代以上で27.3%となっています。大きな差こそありませんが、年代が上の人の方がややスコアが高いという結果です。
なお、以前行った「投資と資産の関係に関する調査」では、年代が若い人の方がマネーリテラシーの自己評価が顕著に高いという、今回と逆の結果が出ています。年代が若い人については、実際よりも自己評価が高くなりやすい傾向があるのかもしれません。
【参考情報】マネーリテラシーの客観評価(性/年代別)
次のグラフは、マネーリテラシーの客観評価を性/年代別に集計したものです。
男性については、マネーリテラシーの客観評価が高い人の割合が、年代とともに概ね増加する傾向が見られます。また、金融リテラシーの評価が低い人の割合は、40代以上において少なくなっているのが特徴的です。
一方で女性は、金融リテラシーの客観評価が高い人の割合は、40代と60代以上が高い割合となっており、若い世代を上回っています。また、金融リテラシーの評価が低い人の割合は、年代とともに緩やかに減少しています。
このように、男女ともに、基本的には年代が上がるほどマネーリテラシーは高くなる傾向があるといえそうです。