テクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』は、FXのスキルアップに効果的な方法を調査する目的で、FXで安定的に利益を得ている20歳以上の男女106名を対象にアンケートを行いました。本調査からは、トレードの数をこなすことがスキルアップの近道であることが見えてきました。
FXのスキルアップのヒントを徹底調査…勝ち組FXトレーダーの9割以上が「利益アップに有効」と考える方法とは? (※写真はイメージです/PIXTA)

調査サマリー

今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。

 

  1. 過去チャートの検証や振り返りを行っている人が82.1%
  2. トレードルールを決めている人が大半、エントリータイミングは82.0%、取引数量は90.5%に上る
  3. 過去チャートを使用したトレード練習に意識的に取り組んだことがある人が74.5%
  4. FX上級者の91.5%が「トレードの数をこなすことはスキルアップに有効」と回答
  5. FX上級者の55.7%がトレード練習ツールを使用、重視するのは「操作性」と「パフォーマンス分析機能」

調査の実施概要

調査機関 :自社調査

調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)

対象エリア:日本全国

対象者  :FXで安定的に利益を得ている20歳以上の男女

調査期間 :2024年6月20日~2024年6月27日

有効回答 :106名

主な調査結果

本調査は、過去に実施したFXトレーダーの実態に関する調査において、自身のFXスキルについて「上級者:安定した利益を得ている」「プロ:安定した利益が生活費を大きく上回りFXのみで生活することも可能」と回答した人(以下、「FX上級者」と表記)を対象に行いました。

 

有効回答数は106名で、回答者の男女/世代/FX経験年数の割合は、以下の通りです。

 

[図表1]アンケート回答者(FX上級者)の男女/世代/FX経験年数の割合

 

それでは、調査結果の詳細を紹介していきます。

 

1.過去チャートの検証や振り返りを行っている人が82.1%

次のグラフは、FX上級者に過去チャートの検証や振り返りの実施状況について質問した結果です。

 

[図表2]過去チャートの検証や振り返りを行っていますか?

 

「定期的に行っている」と回答した人は62.3%に上り、半数以上のFX上級者が過去チャートの検証や振り返りを日常的に行っているようです。「不定期だが行っている」と回答した19.8%と合わせると82.1%で、大半の人が過去チャートの検証や振り返りを行っていると回答をしています。

 

この結果からは、FXで安定的に利益をあげる上で、過去チャートの検証や振り返りが重要であることがうかがえます。