テクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』(https://ad-van.co.jp/technical/)は、勝ち組FXトレーダーの実態を調査する目的で、FXで安定的に利益を得ている20歳以上の男女106名を対象にアンケートを行いました。本調査からは、FXにおけるテクニカル分析の重要性とスキルアップのためのヒントが見えてきました。
安定的な利益を得るには「テクニカル分析」のマスターが欠かせない?FX上級者への実態調査から見えてきた「勝ち組トレーダーになるためのヒント」 (※写真はイメージです/PIXTA)

調査サマリー

今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。

 

  1. トレードスタイルの1位は「デイトレード」で28.3%、2位は「スキャルピング」で25.5%
  2. 「高リスク、高リターン」で取り組んでいる人が33.0%、「低リスク、低リターン」の16.0%を上回る
  3. 国内FX会社メインの人が57.5%、海外FX会社メインの人は9.4%にとどまる
  4. テクニカル分析を重視している人が72.6%、人気は移動平均線で57.1%が重視
  5. 効果的なスキルアップ方法は、1位が「過去チャートでの練習・振り返り」で42.5%、2位は「少額の実戦トレード」で40.6%

調査の実施概要

調査機関 :自社調査

調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)

対象エリア:日本全国

対象者  :FXで安定的に利益を得ている20歳以上の男女

調査期間 :2024年6月20日~2024年6月27日

有効回答 :106名

主な調査結果

本調査は、過去に実施したFXトレーダーの実態に関する調査において、自身のFXスキルについて「上級者:安定した利益を得ている」「プロ:安定した利益が生活費を大きく上回りFXのみで生活することも可能」と回答した人(以下、「FX上級者」と表記)を対象に行いました。

 

有効回答数は106名で、回答者の男女/世代/FX経験年数の割合は、以下の通りです。

 

[図表1]アンケート回答者(FX上級者)の男女/世代/FX経験年数の割合

 

それでは、調査結果の詳細を紹介していきます。

 

1.トレードスタイルの1位は「デイトレード」で28.3%、2位は「スキャルピング」で25.5%

次のグラフは、FX上級者にトレードスタイルを質問した結果をまとめたものです。

 

[図表2]Q. あなたに最も当てはまるトレードスタイルを、ひとつ選んでください。

 

最も多いのは「デイトレード」で28.3%、これに「スキャルピング」が25.5%で続いています。両者を合わせると53.8%で、半数以上が翌日にポジションを持ち越さない短期の裁量トレードを中心に行っているようです。

 

「スキャルピング」は20.8%、「ポジショントレード」は16.0%で、取引期間が長期になるほど割合は少なくなっていきます。また、「自動売買」は9.4%にとどまっており、裁量トレード中心の人が大半という結果になりました。