調査サマリー
今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。
- FXに興味があるのは33.1%、現在取引している人は5.9%
- FXは「興味がある人の口座開設率の低さ」「口座開設者の取引率の低さ」「取引中止率の高さ」が課題
- FXトレーダーの50.7%が日常的に取引を行っている
- FXで安定的に利益を獲得しているのは11.6%、スキル不足が半数以上
- FXで抱える悩みは「取引成績」が45.1%で最も多い
調査の実施概要
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者 :20歳以上の男女
調査期間 :2024年4月23日~4月30日
有効回答 :10,168名
主な調査結果
1. FXに興味があるのは33.1%、現在取引している人は5.9%
以下のグラフは、全国の20歳以上の男女にFXの取り組み状況について質問した結果です。
FXについて「興味がない」と回答した人は66.9%であり、残りの33.1%はFXに興味があることがわかります。このうち、「興味はあるが、取引口座を開設していない」と回答したのは16.9%であり、残りの16.3%は取引口座を開設していることになります。さらにこのうち、「取引口座を開設したが、取引を行ったことがない」と回答したのは4.4%であり、残りの11.8%は取引を行ったことがある人です。
これをまとめると、以下のようになります。
- 興味を持っている人:33.1%
- 取引口座を開設した人:16.3%
- 取引を行ったことがある人:11.8%
- 現在、取引を行っている人:5.9%
※端数処理の関係で計算が一致しないことがあります。
投資経験の有無にかかわらず一般成人のおよそ3人に1人がFXについて興味を持っており、FXには一定の注目度があるといえるでしょう。
ただし、興味を持った人の半数以上が取引口座を開設しておらず、口座開設者のうち3割近くが取引を始めていません。さらに、取引を始めた人のうち半数以上がFXをやめてしまっており、その結果、FX取引を現在も行っている人は、わずか5.9%にとどまっています。
以下は、投資の種類(株式/投資信託/FX/暗号資産/AI投資)別に、「現在、取引を行っている人」の割合を示したグラフです。
最も多いのは株式で26.3%、これに僅差で投資信託が25.9%で続いています。FXは5.9%で、暗号資産の7.2%を下回る割合でした。このようにFXは一定の知名度があるものの、取り組む人が決して多いとはいえない状況です。