効果的なセキュリティリスク対策は、脅威より脆弱性のコントロール
セキュリティリスク対策は、まず発生可能性をどれだけ抑え込めるかにかかっています。発生可能性は脅威と脆弱性で決まるわけですが、脅威は外的要因がほとんどで、なかなかコントロールしにくいものです。
一方で、脆弱性は比較的コントロールしやすいと言えます。脆弱性の情報は世の中に多く公開されており、それに対応するためのセキュリティパッチをきちんと当てていけば脆弱性を低下させることが可能だからです。
それにはセキュリティパッチの適用状況を数値で「見える化」することも大切で、なんとなく場当たり的に対応するよりもアクションにつなげやすくなります。それにはダッシュボード導入による情報共有や可視化も有効です。
第三者評価の実施は比較的始めやすく即効性も有り
なお、脅威に対応するには時間がかかりますが、まずは第三者評価を実施するのもよい方法です。比較的始めやすく即効性のある取り組みの1つですので、これを足がかりに次のアクションへつなげやすいのが特徴です。
淵上 真一
日本電気株式会社(NEC)
Corporate Executive CISO兼サイバーセキュリティ戦略統括部長
NECセキュリティ取締役
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