下は10代、20代から、上は50代、60代、70代まで。幅広い年齢の社員が働く会社では、世代間ギャップで驚くこともしばしば。最近は、どのようなことに「世代による違い」を感じているのでしょうか。みていきましょう。
47歳の中堅サラリーマン「なぜ連絡がLINEばかり」の愚痴に、27歳の若手社員が「そういう先輩も」と反論する「世代間ギャップ」 (※写真はイメージです/PIXTA)

Z世代の若手社員が覚える、昭和世代のサラリーマンに対する違和感

――そうですね、LINEでなく直接話したほうが早いのでは、とは思いますね

 

47歳の中堅サラリーマン。明らかに話したほうが速いことでもLINEをしてくる同じ部署、27歳の若手社員についてのコメント。確かにチャットであれば文字で残り、やり取りを振り返ることができるメリットも。しかし対面のコミュニケーションを避けているだけ、とも思えなくもない。

 

――時代ですかね

 

一方で、27歳の若手社員も先輩社員の振る舞いに、時代錯誤を感じることがあるといいます。

 

――上の人って、とにかく飲み会が好きじゃないですか。断りづらいからやめてほしい

 

確かに。昭和世代のサラリーマン、酒の席では無礼講と、何かにつけて飲みに行くのが好き……心当たりがあり過ぎて、若手社員の指摘に、思わず肩をすくめる47歳のサラリーマン。

 

前出の調査で、18~39歳の若手社員に「先輩にジェネレーションギャップを感じることがあるか」の問いに、78.9%が「はい」と回答。その内容で最も多かったのが「セクハラ・パワハラなどの時代錯誤」が36.8%。「飲み会が好き」32.3%、「根性・ガッツで仕事をする」27.0%と続きます。また「口頭・対面を重んじる」は9位で、若手社員の14.0%が違和感を覚えていました。

 

【先輩に感じる価値観の違いTOP10】

1位:セクハラ・パワハラなどの時代錯誤

2位:飲み会が好き

3位:根性・ガッツで仕事をする

4位:便利なツールが使えない

4位:同じ話を平気でする

6位:知らない言葉を使う

7位:愛社精神がすごい

8位:ITスキルが低い

9位:口頭・対面を重んじる

10位:最近のことを知らない、声がでかい。

 

最近の若者は……と、清少納言も嘆いていることは、あまりにも有名。ジェネレーションギャップはいつの時代でもある話です。もちろん、年齢差があるからこそ、気付く長所も。お互いが長所を活かして行きたいものです。

 

[参照]

厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』

株式会社ネクストレベル『男女564人に大調査!職場で「ジェネレーションギャップ」を感じた瞬間トップ10』