昭和世代のサラリーマンが、いまどきの若手に覚える違和感
勤続年数や年齢を評価基準にして昇給や役職を決定する年功序列。成果主義が叫ばれるなか、すでに過去のものとする風潮もありますが、いまなお色濃く残るサラリーマン社会。それは給与事情をのぞいてみてもそう。
20代前半で月収23万円、年収360万円ほどだった給与は、年齢と共に上昇。60歳定年前の50代後半で月収44万円、年収725万円でピークに達します。
【年齢別「サラリーマンの給与事情」】
20~24歳:23.2万円/2.9万円/42.6万円/359.5万円
25~29歳:27.1万円/3.8万円/73.7万円/449.8万円
30~34歳:30.7万円/4.3万円/89.0万円/516.7万円
35~39歳:34.5万円/4.4万円/104.6万円/580.8万円
40~44歳:38.0万円/4.0万円/115.2万円/631.3万円
45~49歳:40.6万円/3.7万円/125.4万円/670.9万円
50~54歳:42.8万円/3.4万円/136.2万円/707.2万円
55~59歳:44.1万円/3.2万円/141.3万円/725.5万円
60~64歳:37.2万円/2.4万円/89.7万円/571.5万円
年齢による給与のギャップ。世代間のギャップを感じるのは給与に限らないのは、誰にでも身に覚えがあるでしょう。
株式会社ネクストレベルが行った調査によると、30~50代に「若手にジェネレーションギャップを感じたことがありますか?」の問いには「ある」と74.2%が回答。その内容を尋ねると、最多は「連絡がLINEやメールばかり」で29.0%。「打たれ弱い」28.7%、「仕事よりプライベート優先」25.5%と続きます。
【若手に感じる価値観の違いTOP10】
1位:連絡がLINEやメールばかり
2位:打たれ弱い
3位:仕事よりもプライベート優先
4位:仕事中にスマホに触る
5位:電話・掃除などの雑務をしない
6位:モチベーションが低すぎる
7位:社内付き合いを重視しない
8位:常識がない、ものを知らない
10位:出世欲がない・少ない、電話が苦手