投資先を選ぶなら「全世界」「米国」?
投資には3つの基本原則があります。そのうちの一つの原則は「分散」投資。投資では、「金融商品」と「地域」を分散させることが重要です。
金融商品は、特定の株式ではなく、投資信託を選んで、複数の株式に分散投資をしましょう。地域は、「米国(S&P500)」もいいのですが、1国集中ではカントリーリスクを伴います。「全世界株式」を選んで分散するのがおススメ。
たとえば、「eMAXISSIim全世界株式 〈オール・カントリー〉 」は純資産総額が2兆円を超える投資信託です。世界の企業成長に合わせた資産の増加が期待できます。金融投資に慣れてきたら、金融商品を増やしていくといいでしょう。
投資信託の内訳
組み入れられている上位銘柄はほぼ同じ。どちらも米国の成長をキャッチできます(【図1】投資信託の内訳)。
運用のプロに投資を任せる
「投資信託」は、投資家から集めたお金をまとめて、運用のプロが株式や債券などに投資します。投資額に応じて利益が還元される金融商品です(【図2】投資信託の仕組み)。
〈Point〉
投資先をプロに相談したい場合、金融商品仲介会社や投資助言会社に所属するIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)がおススメ。規制により個別株式を扱えない銀行員は一般的に投資の知識が少なく、大手証券会社の営業員は、資産家を優先するため後回しにされがちです。
IFAは、ネットで情報を事前に調べ、面談で投資に対する考え方を確認したうえで選びましょう。信頼できると感じた人に依頼するのが一番です。
【Answer】地域分散によりリスクを抑えるため、投資先に選ぶのであれば全世界!
不動産投資なら「ワンルーム」「REIT」?
不動産投資は、マンションなどの不動産を購入し、賃貸で運用して家賃収入を得る投資のこと。入居者がいるうちは収入を得られますが、空室リスクや管理の心配は絶えません。
また将来の売却価格は一般の人では想定しにくく、自分の希望するタイミングで売却することも困難です。ワンルームマンションなどの不動産投資には、知識と経験による「目利き力」が必要となるのです。
そこで、不動産に投資するのであれば「REIT (不動産投資信託)」がおススメ。REITは、投資家から集めた資金でビルやマンションなどを購入し、その賃料収入や売却益を投資家に分配する金融商品。いつでも換金できる流動性が魅力です。
実物不動産とREITの違い
同じ不動産でも、実物不動産とREITには特徴や違いがあります。よく理解して、選びましょう(【図2】実物不動産とREITの違い)。
実物不動産とREITのリターン
実物不動産は、融資によって取得しやすいことが長所。ただ、空室や家賃相場の下落があってもローンの返済は続くため、物件は慎重に選びましょう(【図3】REITと中古ワンルーム投資の年間収益)。
〈Point〉
さらにリスクを分散させたい場合、REITを個別銘柄ではなく、複数の銘柄をまとめた投資信託で購入するのがおススメ。
不動産の「目利き力」があるという人は「不動産投資×金融投資」の合わせ技が有効。たとえば、投資用ローンを組んで賃貸マンションを購入し、賃料収入からローンの返済額を差し引いた残額を、積立投資に回すことで、資産形成のスピードが上がります。
【Answer】突出した「目利き力」を持っていなければ換金しやすい流動性が魅力のREIT!
立川 健悟
ファイナンシャルプランナー
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