「あの人、ほんと仕事ができるよね」と、社内でも一目置かれる人、いないでしょうか。そんな仕事のできる人の仕事術を取り入れて、自分も仕事ができるようになりたいもの。では「周囲から仕事ができる」と思われている人には、どのような特徴があるのでしょうか。みていきましょう。
職場にいる「誰からも仕事できると思われる人」の共通点【〈仕事ができる人の特徴〉ランキング】

誰からも評価はされるが…「仕事ができる人たち」が抱きがちな不平・不満

ランキングから見えてきた、「この人仕事ができる」と思われる人は、「コミュニケーション能力が高く、仕事やレスポンスが早い」という特徴が見えてきました。

 

確かに、職場にこんなスーパーマンのような人がいたら、「仕事ができる!」と一目置かれそう。しかし、そんな「仕事のできる人」からは、こんな意見も。

 

――ほかにできる人がいないと、次から次への仕事をまかされる

 

至る所でいわれている人手不足。そのため、仕事が早い人に集中しがちなのでしょう。仕方がない部分もありますが、さらに「仕事ができる人」からは、

 

――どんなに仕事をこなしていっても、それほど給与は変わらない……やるだけ、損している気がする

 

たとえば30代後半の大卒サラリーマン。その平均給与は、月収37.8万円、賞与も含めた年収は637.0万円。また月収の分布をみていくと、中央値は34.1万円。上位25%で42.3万円、上位10%で53.6万円です。

 

【30代後半「大卒サラリーマン」の月収分布】

~20万円未満…2.0%

~22万円未満…2.5%

~24万円未満…4.2%

~26万円未満…5.7%

~28万円未満…7.9%

~30万円未満…8.8%

~32万円未満…9.5%

~34万円未満…8.9%

~36万円未満…7.5%

~38万円未満…6.6%

~40万円未満…5.9%

~50万円未満…16.8%

~60万円未満…7.2%

~70万円未満…3.1%

~80万円未満…1.3%

~80万円以上…2.1%

 

――うわっ、おれ、あんなに働いているのに(給与面で)冷遇されてる……

 

働き損にならぬよう、「仕事ができる人」には自身の給与をいま一度確認。もし仕事量に見合う報酬を得ていないと感じたら、会社に交渉、または転職も考えたほうが良さそうです。

 

[参考資料]

株式会社ビズヒッツ『仕事ができる人の特徴に関する意識調査』

厚生労働省『令和4年 賃金構造基本統計調査』